五香立体交差問題
典型的な地域住民無視のまちづくり
踏切を奪われた住民の苦しみ
この五香立体交差を作ったのは千葉県庁です。
そして、五香の住民たちは千葉県庁に対して約2万名の署名を集め、歩行者専用だけでいいから踏切を復活させるべく、要望書を出しました。

これからの高齢化社会で必要とされるバリアフリーの概念に照らし合わせても、こんな欠陥だらけ立体交差より以前の踏切のほうが遥かにマシだからです。

住民たちの取リ組みは下記PDFファイルでごらん下さい。

■平成13年11月26日 松戸市五香立体安全協議会(第15回)資料

■「五香踏切設置と地下歩道の改善を求める住民の会」とりまとめの署名運動

■「サンロード五香商店街振興組合」とりまとめの署名運動

■平成13年11月26日 松戸市五香立体安全協議会(第18回)結果報告資料



しかし、千葉県の対応は小手先ばかりの改善案をのらりくらり提示するだけ。
そして、「踏切は絶対に復活させない」とのこと。
理由は「踏切は危険だから」。(下記PDFファイルをご参照)
■千葉県庁からの回答

はたして千葉県は「踏切が危険」だから復活させないのでしょうか。常盤平〜五香間には1箇所の歩行者・自動車共用踏切と2箇所の歩行者専用踏切、五香〜元山間には3箇所の歩行者・自動車共用踏切と1箇所の歩行者専用踏切があります。なお、こんなにたくさんの踏切を残して、五香駅南の踏切だけ廃止して意味があるのでしょうか。しかも立体交差ができたところで渋滞はたいして解決されていないのです。

なお、常盤平〜元山間に残されている踏切はすべて常盤平駅、あるいは、元山駅の方に偏っており、五香駅を中心としてはこの欠陥立体交差と五香駅橋上コンコースを除いては前後1km以上も新京成線を横断する手段がありません。そもそも五香駅周辺は他の地域に較べてとりわけ線路横断に不便なのです。

そして今回、五香駅周辺からは、他の新京成線沿線では当然のようにある、平面移動による横断手段が一切なくなってしまったのです。

この問題を解決するためには、まずは踏切を復活させることが必要だと思います。それは立体交差を壊して元とおりにするということではなく、単に歩行者専用の踏切を設置することです。現在の線路位置、道路位置からも、また、コスト面からも十分可能な措置と考えます。

ところがこの問題。実は、立体交差や踏切だけの話などではなく、松戸市の五香・六実地区全体、そして、松戸市経済全体の問題でもあるのです。歩行者用踏切の復活はその解決の第一歩に過ぎないとも考えています・・・・・・・・・・つづく。