立体交差完成により、一見、便利になったかのような同地点ですが、今まで踏切による平面移動で済んでいた住民たちに、立体的な移動を強いる結果となったこと、そして、それに伴う数々の苦痛を住民たちに与えることに発展していったことが、この問題の一義的な論点です。
住民の方々の苦情としては、
- 踏み切りの代わりが地下スロープとなったため高齢者や障害者が往来することが不可能に近くなった。
- 地下スロープが急かつ幅が狭く、また、自転車と歩行者の隔てがないため、接触事故の危険がある。
- 地下スロープ、ならびに、地下階段に排気ガスが充満し通り難い。
- 地下スロープ、ならびに、地下階段の照明が暗く安全性や治安面で不安である。
- 立体交差周辺の形状が安全面の考慮に欠け危険である。
の5種類に集約されますが、実際に挙げられる表現はもっと具体的で切実なものを感じます。
さて、現場を見たことがないか、あるいは、見ていたとしても健常者の方はこれら住民の意見が我侭のように受取られることもあるかと思います。とりあえず、現場の写真をごらん下さい。決して勝手な不満なんかではないことがお解りいただけます。
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