Pediocacatus sileri
　　　　　(Coconino Co. ARIZONA)　”North”

Northen conony on the hard packed gypsum terrace, almost barren wasted land. But P.sileri here looks not so stressed. Even some seedling of them are on the first picture.That represents the mode of their life. Young plants of P.sileri start their life in the shade of mother plant or crack of the earth. I think because of that the seedling of P.sileri always grow slender


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　ディオカクタス
　　　天狼
(アリゾナ州ココニノ郡）


　アリゾナ・ココニノ郡のひなびた町はずれ。私がはじめて天狼に出会った場所です。うだるような炎暑の６月。あたりは眩しいほど白い石膏（gypsum)の丘陵地で、枯れ木のようなブッシュが疎らに点在するだけ。ほんとうにこんなところに生えているのか疑わしい気持ちで歩き回ること数十分。ひび割れた斜面に石膏だらけの姿でしがみついている彼らを見つけました。
　この場所は数ある天狼自生地のなかでもとりわけ過酷そうな場所ですが、このコロニーの植物は比較的健康なようで、上から３枚目の写真の個体など、ベストに近い生育状態にある感じです。また１枚目の写真はよく見ると実生苗も根元に数本写っています（これで３，４年生くらい？）。
　天狼としても魅力的な特徴の植物が目立つコロニーでした。経験的に言えばこうした石膏泥の過酷な場所に生える個体のほうが総じて刺が強く、多く、荒々しい印象です。もっとも、それが環境要因なのか、遺伝的なものなのかはわかりません。