杉浦草(そう)
息子 良一(没)
|
数えで76歳。29歳で離縁され、実家に戻り家業(田舎の雑貨屋)を手伝っていたが、両親を亡くし、65歳の時現在の「小蔵屋(こくらや 和食器とコーヒー豆の店)」に建て替え商売を一新。
・良一 夫に取り上げられた息子は、用水路で溺れ死ぬ、3歳。
|
森野久美 |
「小蔵屋」の正規従業員、27歳。学生の頃スキーの選手、がっしりと逞しく持ち前の体力と明るさで草を助ける。 |
由紀乃
長男 杜夫(もりお)
|
草の幼馴染み。 脳梗塞の後遺症で左半身が不自由で、外出しにくい。
・杜夫 宮崎に住む。由紀乃に来るよう勧めている。
|
長瀬幸子 |
小蔵屋の第二駐車場を貸してくれている。 |
寺田 |
運送屋。築30年近いアパートに妻と二人の娘の4人暮らし。
・父親は隣町で小さなレストランを経営。
草の昔からのコーヒーの師匠。
|
|
|
[紅雲町のお草] |
|
<クオリティライフ紅雲>マンションの住人 |
|
101号室 冬柴 |
3年前立て替え建設、元は「銀扇(ぎんせん)」と呼ばれていた。
夫は単身赴任中。 |
102号室 小宮山 |
・旦那は国立病院の内科医。
・奥さん 再婚。
・中学1年の優秀らしい一人息子。奥さんの連れ子。
・老婦人の4人暮らし。
|
103号室 月岡 |
シングルマザー。結婚せず男の子を産み、居酒屋勤め。 |
202号室 田中 |
たっぷりとした体格の専業主婦。4人の息子あり。 |
<小蔵屋の常連> |
・大野 主婦、痴呆の出始めた母親を三人の姉妹で看ている。
息子 耕治くん 中学3年生、受験を控えているが、インコみたいな頭をしている。
|
[クワバラ、クワバラ] |
|
桑原庄一郎(故人)
姉 岡安松子
妹 富永秀子
|
草が新しく「小蔵屋」を改装するとき、 古材を調達した古民家の主。
・松子 草より年上。松子が草の交渉相手。
・秀子 夫は家電量販店「トミナカ電器」の会長。
尋常小学校の時代、草と同級生。 当時草に嫌がらせの限りを尽くした。
・宮内 秀子の夫が亡くなったあと、句会で知り合った、妻を亡くし、一人暮らしの男性。
|
[0と1の間] |
|
白石慶太 |
国立大学理工学部の学生。草のパソコンの家庭教師。
援助交際の女子高生(藤原美月)に夢中に。
・水野 白石の友人。白石に忠告するも聞き入れられず。
|
宇島善三
娘 布施圭子(けいこ)
|
千葉の漁港近くで診療所開業の医師。台風で家を失い、娘夫婦の所にやって来た。
・圭子 父親のプライドが高い、がっくりきている、ストレスが溜まっている様子を草に打ち明ける。
|
[悪い男] |
|
大竹
母親 大竹永江
|
運送屋の寺田の友人。高校時代の同級生で野球部員。
高校時代、大竹は金を借りまくって町から姿を消した。そして25年経ち、寺田に8万借りていたと返却。
その後母親を殴って、現金を奪った犯人として逮捕される。
|
清瀬小枝子(さえこ)
<旧姓 茂木>
|
長い髪のすらっとした女性。アフガン犬を連れてパターゴルフの駐車場の真ん中にいた男に手を振っているところを寺田が目撃している。 |
[萩を揺らす雨] |
|
大谷清治
|
与党の要職を歴任した草の幼馴染み。引退後衆院解散の総選挙に無所属で立候補表明。草に、愛人の鈴子の葬儀出席と、鈴子との間に生まれた清史に言付けを頼む。
草がひそかに好きになっていた相手。清史の秘密を共有している仲。
|
鈴子
夫 染矢
息子 清史(きよふみ)
|
大谷を守るため身をひき、染谷と結婚し、京都に住むも、心筋梗塞で亡くなる。
・清史 大谷と鈴子の間に生まれた子。染矢の子として育てられる。
秘密は大谷と鈴子、草しかし知らない。
ひと癖もふた癖もある人間に。
|
常木孝広(たかひろ) |
清史にとって中学時代陸上部の先輩。借金持ち。
・小田 常木と組んでドラッグ売買の仲間。
|