主な登場人物:
簑島まひる(主人公)
母親
父親
弟 悠斗(小5)
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磯木高校2年D組。小型自動二輪免許取得中。和菓子屋の“正歩堂”で週3回バイト。将来の夢はまだ分からない。
夏海、むっちゃん、クロノの仲良し4人組。
亮司と好ましい関係。
両親は共働き。
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夏海 |
磯木高校2年D組。弓道部。 |
山下睦美(むつみ)
(通称 むっちゃん)
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磯木高校2年D組。生徒会書記。
母親は小さなログハウスを仕事場にキャンドル作家。
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玄野結亜
(くろのゆうあ)
(通称 クロノ)
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磯木高校2年D組。軽音部で“ヤナギダ”というバンドを組んでいる。 |
津川亮司(りょうじ) |
柿居東高校2年生。3人の落語研究部を立ち上げる。将来の夢は落語家。3歳の時母親を亡くし、父親と7つ上の兄の3人家族。 |
ミナト |
柿居東高校2年生の超イケメンギタリスト。亮治の友人。 |
ヤマダ |
橋のたもとに住む女ホームレス。50歳位。 |
◇ 物語の概要: 図書館の紹介より
光り輝く宝物のような時間は、大切にしないと、シャボン玉のように消えてしまう。最高の仲間との3年間。恋、友情、初体験…。すべてが詰まっている高校の日々。書き下ろし傑作青春小説。
読後感:
高校時代という一番子供と大人とのギャップに揺れ動く頃。そして今まで何気なく思っていたのに、急に相手は大人になったと感じ、自分はまだ子供のままと感じる時があり不安に思う、そんな時期ではないのだろうか。
それぞれ異なる部活に励み、文化祭のような場で友達の眩しい姿を目の当たりにする。時に大人びた恋の話に、そして高校の後どの道に進むという将来の夢を持っている相手に、自分はまだ経験もなし、考えたこともないことに焦りさえ感じる。そんな主人公の姿が新鮮にさらっと描写される。
自分に恋人と思える友達と出会い、それを恋に感じる自分。そして周りから羨望と喜びで讃えられ、ますます恋に感じていく。まさに青春謳歌の場面。
前半のうきうきするところから、後半は果たしてその恋が本物であったのかの試練が突如現れて、どうするまひる!。
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