[PKOの特務警備小隊メンバー] |
国連の要請で南ナイルランド共和国支援に日本政府として初の「駆け付け警護」に2017年2月(真夏)派遣された第十一次隊のメンバーの7名。 |
葛城信司 |
隊長、一等陸尉。 |
兵藤誠 |
副隊長、三等陸尉。 |
前田竜也(たつや) |
警備担当、陸曹長。 |
若林良介 |
警備担当、三等陸曹。最年少。 |
三崎謙(ゆずる) |
整備担当、二等陸曹、28歳。現地で民兵の射撃を受け死亡。 |
安東つかさ |
衛生隊員、看護師、二等陸曹。帰国後自殺。 |
小島美希 |
衛生隊員、救命士、三等陸曹。 |
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<第一章> |
神谷啓介 |
神谷啓介 |
防衛省陸上幕僚監部衛生部でメンタルヘルス官として勤務、三等陸佐、40歳。臨床心理士の資格を持つ。
兄はイラクにPKO派遣、帰国後自殺している。
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相沢倫子 |
南ナイルランドの経験を持つ精神科医、37歳。アメリカの大学にも留学経験、PTSD患者も多く診てきた。 |
佐伯 |
本省厚生課、三佐、40歳。神谷とは酒を飲み交わす仲。 |
上村 |
本省の心理衛生官、本来なら3月で退官の所1年雇用を延長。
神谷、上村の直下で働くことに。
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<第二章> |
若林良介 |
若林良介 |
帰国後人に会うのも、話をするのも怖かった。葛城にこれが最後の電話と手首を切る。 |
<第三章> |
安東つかさ |
安東つかさ |
頼れるのはあの人だけ。妊娠の恐怖。 |
<第四章> |
兵藤誠 |
兵藤誠 |
妻の反対を押し切り、十一次隊へ参加する。出発前離婚届を妻に渡す。心因性の不整脈の持病持ち。 |
<第五章> |
前田竜也 |
前田竜也 |
帰国後反動から戦闘職種から後方支援部隊に移動。PKOの実情を書いたノンフィクションの企画を矢島に持ちこみ、酒におぼれる。 |
矢島 |
雑誌記者。前田から手記を入手、“南ナイルランドPKOの真実シリーズ第一回”を発表。
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<第六章> |
葛城信司 |
葛城信司 |
矢島と接触し、前田の手記の真偽を判断しようと取引、しばらく待ってくれるよう頼む。 |
<第七章> |
相沢倫子 |
相沢倫子 |
若林と小島の症状分析に苦慮。一方、葛城に真実を教えてと詰め寄る。 |
<第八章> |
神谷啓介 |
神谷啓介 |
上村衛生官、相沢倫子と共に奥田審議官、山崎大臣秘書官に“メンタル活動をまとめた報告書”を説明し宣戦布告をする。 |
<終章> |
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真実の記述。 |