丸子嶋足
(牡鹿、道嶋)
(しまたり) |
陸奥・牡鹿出身の蝦夷・宮足の息子。都で大内裏の警備にあたる兵衛府に仕える。
(立志篇)/授刀衛の大志(だいさかん)。丸子姓から帝から貰った牡鹿姓を名乗る。(大望篇)/近衛府員外中将。(天命篇)
坂上苅田麻呂を心酔している。 (立志篇〜天命篇)
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物部天齢
(てんれい) |
陸奥・東和で蝦夷をまとめる物部二風の息子。嶋足を陸奥守にすべく暗躍。嶋足より6つ年下なるも、物部一族の纏め役として、嶋足を叱咤激励するが、嶋足の正義感と優しさに手を焼いたり、頼もしく感じたり。(立志篇〜天命篇) |
伊治鮮麻呂
(これひろあざまろ) |
陸奥・伊治(現・栗原郡)の蝦夷・豊成(とよしげ)の孫。将来、蝦夷を率いる器の男。(立志篇〜天命篇) |
坂上苅田麻呂
(かりたまろ) |
都の警護にあたる左衛士府の少尉。(立志篇)/嶋足の上司、士府の少尉。田村麻呂の父。
(立志篇〜天命篇) |
藤原仲麻呂
=恵美押勝 |
光明皇后の皇后官職が改編されて成立した、天皇の大権を代行する当時の最高官庁である紫微中台内相(長官)。(立志篇)/恵美押勝:政治の実権を握る男。乾政官の大師。(大望篇) |
橘奈良麻呂 |
失脚した元左大臣・橘諸兄(もろみ)の息子。全国の兵士・兵器の管理、武官の人事権を握る兵部省の卿(長官)。(立志篇) |
弓削道鏡 |
術を使う僧。内道場の禅師。くせ者。(大望篇)/上皇お気に入りの怪僧。大臣禅師から太政大臣禅師を経て法王。(天命篇) |
孝謙天皇
上皇 |
父は聖武天皇。母・光明皇后を後見として即位した女帝。(立志篇)/道鏡に心を許す。重祚(じゅうそ)してからは称徳天皇。(大望篇、天命篇) |