ブリューゲル(bruegel) :
フランドル地方の画家。 16世紀ネーデルランドを代表する画家。ブリューゲルの絵では、全体のみならず、細部にこそ多くの面白さが潜んでいる。 見るたびに新しい発見がある。(インターネツトHPより)
補足:現在のベルギー、リンブルク州に生まれたと推定される。
〇ブリューゲルの絵のサンプル2例
ノベルの塔
雪中の狩人 出典:IPA「教育用画像素材集サイト」 http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/
印象に残った所:
日頃芳しくない主人の立ち居振る舞い言葉であるが、こんな所があることには立派。
第12章 足なえた人たち
◇私の高校の時の友人である朝海さん: 妻子のある人を好きになり、漸く別れた後、車椅子の人と結婚することを決めたことについて、主人が反対したが、
(朝海さん)
「お宅の奥さんは、円ちゃんと暮らすことを少しも嫌がっていないじゃないですか」
主人の言葉
「親子は別ですよ。 断ち切ることのできない関係だから、選ぼうと思ったこともないんです。でも夫婦は違いますよ。 別れても行ける関係なんですから」
私
「どうして?それほど好きだったの?」と(朝海さんに)尋ねたことがあります。
(朝海さん)
「今逃げだしたら私の一生は失敗するような気がしたの。 そのまま魂が腐っていくような感じがしたの。」
その後の結婚生活は長続きしなかった。 働きに出ていた朝海さんの留守に、その人は、階段から車椅子ごと落ちて、頭を打って亡くなりはしなかったが植物人間になってしまった。
あれは、自殺しようとしたとしか思えない、という人もいました。
体や心に病気を持っている人は、しばしば周囲の人の中から聖性を引き出します。 だから、この過酷なまでに現実的に描かれた「足なえた人たち」も神が使わされた人達なのだと、ブリューゲルはわかっていたでしょうか。
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