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余談: 作品の中で、須磨寺には山本周五郎の石碑があり、「須磨寺附近」という作品のことがあったので、早速図書館で借りて読んでみた。 短編で須磨寺の近くに住む友人の青木龍のもとに、傷心の清水清三(23歳)が身を寄せる。青木は兄が米国赴任中で美貌の兄嫁康子とふたりで暮らしている。そんな中での静かな暮らしは清三を心安らかにするけれど、康子への関心が高まり、思いを寄せるようになる。そして康子も通じるものがあるけれど、最後まで気があるような、ないような女性特有の態度に終始する。そして康子の吐く言葉 「我慢なさい」 「あなた、生きている目的が分かりますか」「生活の目的ではなく、生きている目的よ」 どういう意味合いがあるのか、この後も思い出して考えてみたい。 |
背景画は、作品中「生きていてよかった」と感動する主人公の見た明石海峡大橋。
(オープニングは1998(平成10年)年4月5日)
須磨寺の規模の立派さも取り入れたかったが、実際に見たこともある明石海峡大橋を採用。