(作品は、白石一文 『ほかならぬ人へ』 祥伝社による。)
初出 「ほかならぬ人へ」 FeelLove vol4 2008 Summer、FeelLove vol5
2009 Winter
「かけがえのない人へ」 FeelLove vol7 2009 Summer
(「月が太陽を照らすには」改題)
本書 2009年(平成21年)11月刊行。第142回直木賞受賞作品。
白石一文(しらいしかずふみ):(本書より)
1958年(昭和33)福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。文芸春秋勤務を経て、2000年「一瞬の光」でデビュー。一貫して世界の構造、また男女間の愛について探求し、読者から強い支持を受けている。
著書に他に「不自由な心」「すぐそばの彼方」「僕のなかの壊れていない部分」「私という運命について」「どれくらいの愛情」「心に龍をちりばめて」「この世の全部を敵に回して」など。2009年に上梓(じょうし)した「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」で第22回山本周五郎賞受賞。本作が受賞後第一作となる。
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