杉本敦也
(あつや)
父親 正典
母親 三津子
祖父
祖母
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12歳の夏の日、あの人(沼田)に父を殺されたことで人生が代わる。世間から好奇心の目で見られることに苦悩し、21歳になっても大人になれない人間としてみられながら、一つ長く務められないし、女の子との間もいろいろと苦悩する。
父 西伊豆のとある港町に。その後20年ほど東京で母と二人小さな喫茶店を経営していたが、失敗、西伊豆に戻ってくる。
父と母の間にすきま風が出来るようになり、家族から離れていく父を、説得を期待して沼田を住まわせるように。
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沼田静雄 |
父の西伊豆時代の旧友。嵐の日猫の浜で横たわっているのを敦也たちが見つける。退院後杉田家に暫くとどまるよう母と俺がいいだし、やがて夏のあの日父親が沼田に殺される。沼田も東京での生活に破れ、傷心して故郷に戻ってくる。 |
山辺靖代 |
遊園地のアルバイトで知り合った訳ありの女の子。敦也と付き合うも二人とも自分のことを語らずに住む仲に。でもやがて破局へ。
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草壁藍子 |
アルバイト先の居酒屋の店員で知り合う。歌を作ることに夢を持つ女の子。店長の立木との仲のことで許せず別れる。 |
大倉茂雄
(渾名 シゲ) |
杉本敦也の小学生西伊豆時代の旧友。嵐の日、沼田を一緒に発見する。 |
武藤 |
新聞社系の週刊誌記者。杉本敦也のマンションの部屋の入り口で沼田静雄が仮釈放になったことを告げ、被害者の家族の置かれた家族の抱える痛みを世間に伝えていかないと迷惑がる敦也の前にたびたび姿を現す。 |