渋木祐介(ぼく)
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小学生の頃祖父と共に岩村財団の屋敷で暮らす。 祖父の死以降、大学卒業まで施設にはいっていて、その後ロンドンに自費留学。 帰国後岩村財団のうさんくささを知り去り、ロンドンで結婚、シブキ・トレーディング・システムで成功、祖父殺しの犯人に立ち向かう。 |
渋木要一
(イブラヒム・シェブキ)
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渋木祐介の祖父。岩村邸の屋敷に住まわせてもらっている。 岩村との関係は不明。祖父はトルコ人。 祐介とは血がつながっていない。 黒曜石が送られてきた時から祖父の行動に変化。 殺された後にはロシア語の日記(自伝)が残されていた。
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岩村寿郎 |
表向き社団法人の所有物の岩村邸の当主。 今は悠々自適の生活。 岩村記念財団は岩村が一代で築き上げた有名な政治結社。 膨大な資産は、岩村寿郎の死後は国家の名を借りた私益集団にことごとく吸い上げられていく。 |
高林正毅(まさき) |
岩村財団の事務長。 |
森下盈(みつる) |
岩村要一とともに岩村財団の文書係。 個人的には祐介の祖父と一番親しかった。 祖父のロシア語の日記を翻訳する。 |
三浦重雄
妻 美津子
娘 ひかる
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岩村財団では書生。 財団の名を使って詐欺同然のことをやり、首に。
妻の美津子は整った顔立ち、清楚で上品、三浦重雄とは不釣り合いな女性。祐介の憧れの人。
娘のひかるは重雄の子供ではない、大きくなると美津子に似て、祐介に高林が理事長をしている日本教育振興財団の資産運用を依頼してくる。
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キャサリン
(本名 アンナ・クランプトン)
(別名 アンヌ・ファガーソン)
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フランス国籍を持つマジャール人女性。 渋木祐介と知り合い恋仲になるが姿を消す。 一種の不満分子。 トルコ警察に追われていて、渋木祐介拉致される。 |
エレノア |
渋木祐介の妻。 クロアチア人。 もともと祖国の民主化運動の活動家。 |
ミハイル・コステビッチ |
エレノアの弟。 パリでコンピュータプログラマー。 |
クレイグ・ホーネツガー |
貿易商人、武器輸出の売人。 |
サドゥク・ハムディ |
トルコの国家情報局(MIT)の人間。 祐介を監禁拉致して取り調べをした人物。 |