姉 智代
夫 啓介
息子と娘
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父の技術を受け継ぎ、理容師免許を持つ智代は、近所のスーパーの美容室「アクア」にパートで8年、48歳。
・夫 北海道内を2〜3年で転勤する公務員、還暦間近。
今は札幌近郊江別市に建て売りを購入、1年前から二人暮らし。
・息子は成人、娘は大学生。
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妹 乃理
夫 徹(とおる)
息子と娘
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ママっ子の乃理、44歳。 姉に代わり、両親の心配をする。
・夫の徹は誰に対しても“いい人”を絵に描いたよう。
乃理の3つ年下。乃理の苦労は絶えない。
・長男 聖也(せいや)、次男は中一、長女は小四。
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父親 猛夫(たけお)
母親 サトミ
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釧路在。
・サトミ 物忘れがひどく、食べ方が半端でない。父親はその日に食べる分しか置かないようにしている。
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姉 登美子
娘たち
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70まで温泉旅館勤め。 45歳の頃夫と別れた。 年金で一人暮らし。 体はしっかりしている。
・上の娘 萌子(もえこ) 鍼灸院に勤める傍ら市内の文化スタジオで健康体操指導。
還暦を迎え、「結婚することにした」と。 縁切りの儀式。
下の娘 殊子(ことこ) 背中に刺青の男と暮らしはじめ30年近い。
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妹 サトミ
夫 猛夫
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登美子は、物忘れの激しくなった妻を看ている猛夫を訪ね、免許を返納した猛夫に「いい加減格好つけるのはやめたらどうだい」と。
一週間に一度くらいは来てあげると。 |
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兄 啓介
妻 智代
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片野智代の夫。
・智代 実家から離れ、両親は妹の乃理にゆだね・・・。
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弟 涼介(りょうすけ)
妻 陽紅(ようこ)
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片野涼介、55歳、初婚。 母親のためと。 朴訥。
子作りは任せると・・・。
・陽紅: 帯広から車で1H、農協勤め。 バツイチ。 パン屋をやるのが夢。 子供作りは元夫と・・・。
陽紅の母親: 聖子 5回の結婚・離婚の持ち主、55歳。 スナックのママ。生き方は陽紅にも影響。
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母親 片野うた子 |
80過ぎの両親。 陽紅には「親と別居」、「介護なし」の条件付きでと、陽紅を口説き落とす。
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[第一章] 智代 |
還暦に近い夫の啓介に円形脱毛を見いだし・・・。 子供たちも巣立ち、二人暮らし。この先の老いの準備は・・・。 |
果穂 |
カットサロン「アクア」の店長。 未婚の37歳。 |
[第二章] 陽紅(ようこ) |
農協勤めのバツイチの陽紅を、片野うた子が息子(55歳、初婚)の嫁にと乞われ、結婚するも、夫は妻に手も触れられないで。 |
[第三章] 乃理 |
姉の智代が両親のことに気をかけないので、乃理が母親のサトミのことを心配、父親の猛夫に函館に来ないかと。 |
[第四章] 紀和 |
フェリーでのサックス演奏で出会った、老夫婦とのやりとりに・・。 |
門脇紀和 |
サックス奏者。音大を出て旅行会社で人間関係につまずき、演奏活動に。母と二人暮らし。 船での仕事が初めて得たプロ奏者の仕事。 サトミ、猛夫老夫婦の最後の旅行に出くわす。 |
トニー漆原 |
30年に及ぶジャズバーでのピアノ奏者。 癖の強い個性。 |
[第五章] 登美子 |
サトミの姉登美子は、夫の猛夫に告げる。 |