<赤朽葉家の人々>
康幸
タツ
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山陰地方の旧家。たたら製鉄所を経営。
康幸は赤朽葉本家の長男、分家のタツが嫁ぐ。
上の赤と下の黒といわれるだんだんの上の大屋敷。下は軍事国家になるにつれ黒菱家の造船所がおおきくなり対立。
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夫 赤朽葉曜司
妻 万葉
(旧姓 多田)
長男 泪
長女 毛毬
次女 鞄
次男 孤独
異母妹 百夜
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曜司:康幸が起こした製鉄所をオートメーション化する。
万葉:もともとは“辺境の人”が村に置いていって、多田の若夫婦に拾われた。未来視のできる千里眼の奥様と呼ばれる。泪の死、曜司の死をみる。字が読めない。
泪:赤朽葉家の跡目として期待されていたが、突然死ぬ。
毛毬:若い頃は暴走族<製鉄天使>の長として中国地方の制覇を目指す。兄の泪の死後は一変、少女漫画作家として不良少女時代の生き様を12年間にわたり描き続ける。
百夜:曜司が手を付けた真砂という女との間に出来た娘。寝取りの百夜と言われる。真砂の死後赤朽葉家に引き取られる。
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赤朽葉瞳子
(とうこ)
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毛毬と夫美夫(よしお)の娘。物語の中のわたし。母親の毛毬は少女漫画の仕事に忙殺されていて、祖母の万葉に赤朽葉家の話を聞いて育つ。曾祖母、祖母、母に比べごく普通の女。 |
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多田忍
子供の一人 ユタカ
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捨て子の万葉を拾ってきた若夫婦。現役時代暴走族の初代頭。引退後武器専門店を営む。
多田ユタカ:瞳子と同級生
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穂積豊寿
(とよひさ) |
製鉄所の職工。職工を代表し社長の康幸と意見を戦わすほど溶鉱炉一筋の技能者。大屋敷にいる万葉にだんだんの暮らしを知らせる。 |
穂積蝶子
(愛称 チョーコ)
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豊寿の姪(蝶子の父親の兄)。毛毬の暴走族<製鉄天使>不良少女隊のマスコットを張る。眉目秀麗、成績良し。 |
蘇峰有(たもつ) |
少女漫画雑誌の編集者。毛毬を少女漫画作家として育てる役割を果たす。 |