[霧] |
|
室屋忠仁
(むろや・ただひと)
<僕>
|
大学(地理学科)卒業後中堅の土木会社に。実務経験を積み測量士資格を取る。ボランティアで少年サッカーのコーチに誘われるも、メンバーの少年の依怙贔屓を疑われ、退職。
リペアショップに勤める。
|
小牧美汐(みしお)
息子 寛斗(ひろと)
|
技術レベルが劣るがサッカー好きの少年(寛斗)の母親(離婚歴あり)。室屋が寛斗を試合に出すことで非難を受け、「無理に試合に出していただかなくてもいいです」と。 |
中町逸平(いっぺい) |
リバーベッドSC(サッカークラブ)のコーチ。 |
[塵] |
|
春日真波(まなみ)
<わたし>
|
人材派遣会社勤務。玉井令太と付き合っていたが、物の見方が合わず別れる。同期の副島衣沙の不倫はイヤなことで、人事部にメールだそうかと。
大学時代パパ活で知り合った田村からもらった傘を壊し、リペアショップに。
|
玉井令太 |
真波と同じ会社の女子に人気の男。真波と別れたことで他の女子が・・。 |
副島衣沙(いさ) |
真波と同じ課の同期。笑顔が素敵。真波と同じ合コンでの相手と、真波を差し置いて大手広告代理店の2歳年上の相手と結婚へ。 |
田村洋造 |
大手印刷会社の課長。春日真波が大学時代のパパ活の相手。
(パパ活:食事やショッピングを共にするのみ)今は部長と。
|
[針] |
|
田村洋造<おれ> |
15年前、妻の不倫を疑ったことで離婚、52歳。息子が高校生とラブホに泊まったことで、相手の父親から怒鳴り込まれ、母親の春乃から対処を頼まれる。
高3の同窓会で岡崎友惠から、息子の就職を頼まれ・・・。
|
土佐隆吾(りゅうご)
母親 春乃(はるの)
|
田村洋造の愚息の息子、25歳。大学卒業しても、今はコンビニデバイト生活。
・春乃 おれの別れた妻。隆吾の後始末を頼む。
|
岡崎友惠 |
高校三年の時のクラスメイト。離婚して息子と二人暮らし。
開かれた同窓会で、田村洋造に息子の就職の口利きを頼む。
|
[縁] |
|
岡崎友惠<わたし>
息子 瑞哉
|
兼松家で通いの家政婦、52歳。離婚後、息子と二人、都営住宅住まいの貧しい生活。
・瑞哉 大学三年生、21歳。コンビでバイト。少年時代リバーベッドSCでサッカー。良く出来た息子。
・元夫 鵜沢孝厚(うざわ・たかあつ) 大手石油会社の子会社(販売会社)に30代半ばで出され、グチばっかり。で離婚する。
|
兼松豊子
息子 通郎
夫 六郎(没)
|
軽い認知症気味、82歳。友惠を信用していて、金庫の中をしばしば確かめたいと。夫からの誕生祝いの、壊れた折り畳み傘と現金500万円が入っている。
・通郎 父親と同じ大手鉄鋼会社の部長、52歳。
通帳の他、管理は通郎がしている。独身。
|