『海の見える理髪店』 |
海の見える理髪店での店主がお客に語る物語は・・。 |
店主 |
海の近くで、自分を知る人間が誰も居ないところで床屋をやる店主。 |
僕 |
グラフィックデザイナーのお客。来週結婚式。 |
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『いつか来た道』 |
16年ぶりに実家の母親の元に。この人とは二度と会わないと出て行ったが、その母は・・。 |
杏子(きょうこ)<私> |
42歳、独身。昔画家志望の男と暮らしていたが別れる。 |
家族 |
・母親(逸子 イツコ)73歳。画家を目指していたが、挫折、絵画教室で子供に期待して・・、今は車椅子生活でアトリエでキャンバスと対峙。
・姉(蓉子) 私より2つ年上、中学の時交通事故で亡くなる。
・弟(充 ミツル)結婚し、遠い町で暮らしているが、時々奥さんと子供を連れてこの家に帰っているらしい。そして姉に「今会わないと後悔する」と連絡してくる。
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『遠くから来た手紙』 |
娘を連れて実家に身を寄せ、夫が迎えに来るのを待ち望んでいるも・・。不思議なメールに返信していたら・・・。 |
江藤祥子
(旧姓 椎名)
夫 孝之
娘 遙香
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夫の孝之とは同じ中学に通っていて、同窓会をきっかけに30過ぎで結婚。最近は仕事仕事で・・・。実家に戻っても様子が違い、弟の嫁とは10以上も離れている。 |
静岡の実家 |
・母 嘉代子、60代前半。
・父 果樹園を経営。
・弟 辰馬 フリーのウェブデザイナーを止め、果樹園を手伝う。 嫁 麗亜、23歳。
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『空は今日もスカイ』 |
家出をした二人の小学生が海を目指してたどり着いた先で起きたことは・・ |
佐藤茜
<シュガー> |
小学3年生、8歳。2ヶ月前おばさんの家に居候。海がないので海を探しに家出。 |
森島陽太
<フォレスト> |
首つり神社と噂のある近くに住む少年。茜と出会い家での暴力に家出。 |
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『時のない時計』 |
父の形見分けの時計を修理に。見栄っ張りの父親の時計は果たして・・ |
私 |
貧しい生活だったが、父の形見の時計はゴウジャスなもの。 |
店主 |
89歳で死んだ父親とさほど変わらない店主。修理しながら語る歴史は。 |
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『成人式』 |
15歳で亡くなった娘の成人式に、「このままじゃ、俺たち、だめだ」と計画したのは・・・。 |
私
妻 美絵子
一人娘 鈴音
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システムエンジニアリング会社の営業職。娘と過ごせる時間は限られている。
・美絵子 4つ下の妻。
・鈴音 親バカ親父とも、15歳になると必要最小限の会話しかしなくなった。
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郁美ちゃん |
鈴音の中学時代の友人。 |