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余談: 出だしのシーンは小津安二郎の「晩春」だ。浴衣姿の笠智衆と原節子が並んで座っている姿がローアングルで写っている。男やもめの父は娘の結婚を願う。婚期を逃しつつある娘も家事いっさいができない父を放っておけず、身のまわりの世話をしている。そんな父と娘の縁談をめぐる物語。ちょうど森戸柊子が原節子に、父親の幹夫が笠智衆という立場というところ。 映画の物語に反して父親から告げられたのは・・・。懐かしい笠智衆の名前に一辺に引き込まれてしまった。以前どこかで記したかもしれないが、自分が高校時代、漢文の先生が笠智衆と幼なじみで笠智衆のことを大根役者と評していた。でも年齢を重ねた笠智衆は素敵な味を醸し出していて大好きな役者さんだった。 |
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背景画は、清流をテーマに。(自然いっぱいの素材集より) |