鳴木戸定
(なるきどさだ)(主人公)
父 栄蔵
母 多恵
婆や 岸田悦子
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“マルキ・ド・サド”から定の名前取られる。
多恵の死んだ5歳から父親の死んだ12歳の時まで様々な国に取材旅行に連れて行かれ、様々な体験をした。25歳の現在雑誌社の編集担当でいる。滅多に笑うことなく、感情を表すのは希。
父親の栄蔵は紀行作家でほとんど家にいないで外国の貧しい国や未開拓地を旅して、鰐に食われて死ぬ。
父親の死後親戚に引き取られ、目の不自由な岸田悦子が面倒を見る。
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小暮しずく |
定より1年後に入ってきた女性編集者4人の中の一人。美人。 |
守口廃尊
(ばいそん)
(46歳)
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大変扱いにくい作家であり、プロレスラー。“週刊事実”に連載していたが、連載を終了させ、単行本化することで定が担当に。 |
武智次郎 |
ハーフ、網膜色素変性症でだんだん目が見えなくなり、今は光やぼんやり輪郭が見えるだけ。JR新宿駅で定と出会い、その後は毎日のように電話を掛けてくる。 |
水森康人
(91歳)
妻 ヨシ
(79歳)
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文学賞を数々受賞の高名な作家で変わり者。岸田悦子と同じ目の病気で見えない為、妻のヨシが口述筆記している。定の担当作家だが、定に対しては暴挙は少ない。鳴木戸栄蔵の作品を尊敬している。 |
之賀さいこ |
定の担当する連載中の男の作家。雨が降ると雨音が気になって書けないという。雨が止めば書くと言われ、定は昔父と行った南米のある国で行われていた雨乞いの儀式をやる。 |