<サンタさんの来ない家> |
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岡野匡(ただし)
『ぼく』
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桜ヶ丘小学校のだめ教師。大学を出て初めての着任高。一年を担当して学級を崩壊させた。二年目に一番落ち着いているクラスとして四年生を担当。
家庭はピアノ教師の母と、元商社マンの父、出戻りの姉のめぐまれた家庭。
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四年二組の生徒 |
寄せ集めの生徒たち。当初は一番落ち着いているクラスだった。・清水さん 仲間はずれの女性徒。学校は休みがち。
・大熊さん 勉強は出来ないがサッカーのうまい男子生徒。授業中騒ぐ筆頭。父親はいない。
・星さん 大人っぽい女子グループの筆頭。母親がいない。
・神田さん いつもウサギ小屋の前に居る。昼食の給食におかわりをしてなじられる。
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<べっぴんさん> |
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あやねママ『あたし』
娘 あやね
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専業主婦になって3年、オートロックマンションの4階に住む。3年悩んだ末に、パパが望む子供を生むが、パパはタイに単身赴任。
あやね いつもあたしから距離を取る。ひかるくんと仲良し。
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はなちゃんママ
お兄ちゃん ひかる
娘 はなちゃん
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同じ4階に住むやぼったい、調子の良いことばかりを言う(あたしの評価)。 |
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<うそつき> |
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杉山 『ぼく』
妻 ミキ
息子 優介
娘 美咲
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桜ヶ丘の土地家屋調査事務所開業、15年。私立大文学部卒、小学校のPTA会長を2年勤めている。
ミキ 国立大法学部卒、教員免許持つ。司法書士試験も一回で。本音の持ち主。
優介 桜ヶ丘小学6年生。意固地で要領悪い。
美咲 幼稚園児。
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山崎大貴 |
転校生、大柄で優介の家にしょっちゅう遊びに来て、優介と大の仲良し。
こどもの友達をうちに上げない家。
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<こんにちは、さようなら> |
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あきこ
『わたし』
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八十をとおに通り越したおばあちゃん。年を取ることは忘れていくこと。その幸せに今は感謝している。 |
櫻井弘也
おかあさん
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桜ヶ丘小学校四年二組の男の子。わたしに「こんにちは、さようなら」と挨拶をしてくれる。
おかあさんはスーパーの店員さん。
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<おばすて山> |
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中田かよ『わたし』
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編集長、40歳過ぎ。子供の頃母親に怒られ、虐められた思い出が忘れられない。 |
みわ |
横浜に住むわたしの妹、35歳。母親の文子を在宅介護。
手に負えなくて介護施設に入れることで準備の為、3日間文子をわたしに預けることに。
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中田文子
『ふうちゃん』
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父の三回忌あたりからぼけ始め、いまでは6歳の子供のようになって‘かよ’のことも‘みわ’のことも分からなくなっている。
学校の教師をしていた。
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