s
|
余談1: 作家南木佳士の1989年の作品、第100回芥川賞受賞作品「ダイヤモンドダスト」を読んでみた。でも「阿弥陀堂だより」のような感動を味わえなかった。というより、「ダイヤモンドダスト」が初期の頃の作品という性かもしれないが、特に最初の方の何分の1かは、文章が硬いようで、なかなか小説の中に気持ちがすっと入っていかなくて、極端にいうと、読むのを止めようかと思ったほどであった。 しかし、読み進む内に、「阿弥陀堂だより」のような自然の流れには及ばないが、受け入れられるようになってくる。やはり、芥川賞とかを取る作品には、ぐっと引き寄せられるものがあるということが判る。 |
|
背景画は映画「阿弥陀堂だより」のフォトより。 |