エミリ<わたし>
25歳
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10歳の時両親は離婚。チェーン店のレストランに勤めていたが、上司との不倫騒ぎで噂になり、鬱となり、15年疎遠の母方の祖父の元に逃げてきた。
・父親 穏やかな大学の講師、家を出て北海道で新しく家庭を築いている。
・母親(麻衣子)男を取っ替え取っ替え。
・兄(拓郎) エミリより3つ年上、母に愛想を尽かしアメリカに留学、そのまま向こうに居着く。
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大三(だいぞう)おじいちゃん |
わたしの母(麻衣子)の父親。龍浦漁港の近くで一人暮らし。
無口でぶっきらぼうで、自分のペースで生きている。風鈴を作っている。
・コロ 老犬。
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野地鉄平 |
釣り師。実家は酒蔵、エッセイやら雑文書きの作家。 |
軽井心平 |
漁師、30歳。ぼさぼさ短髪。本当は苦労人。 |
直斗(なおと) |
サーファー。ちょっと子供っぽくて自由気まま。
カフェ「シーガル」のオーナー。
大三さんの風鈴をネットで売ってくれている。実家は農家。
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徳山京香さん |
楚々としてきれいな人。直斗と幼馴染み、直斗より3つ年上。
猟師の網元、育ちの良さ、気遣いの細やかさを持ち合わせる。
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フミさん |
昔の母を知る人。野菜作りの名人。怖そうなギョロ目と放逸な感じの口調。変わり者で通っている。 |
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沙耶(さや) |
エミリのレストランで働いていた同僚。毒の持ち主。何でも明け透けに感じたことを口にする。 |