<月の庭> |
父親の49日法要の後4人兄弟姉妹が集まっての話し合いは相続関係の話から家族の集まる場所に関してと。 |
[4人の兄弟姉妹]
姉(長女)祥子(しょうこ)
兄(長男)宣昭(のぶあき)
私(次女)碧(みどり)
弟(末っ子)裕一郎
母 70歳で他界。
父 75歳ひとり逝く。
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・姉(長女)祥子 結婚して夫と二人の息子。大宮住まい。
・宣昭 石油加工製品の製造販売企業勤務。2年前新築マンションに。
・<私> 碧 物流会社勤務、結婚して一人暮らしていた父親の近くに住む。
・裕一郎 独身、40歳。
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<つまらない人> |
ふたりだけの大晦日から正月。会話の中で妻から「あなたはつまらない人」と。人生の終わりに言えることとは・・・。 |
私
妻 江美子
二人の娘 理香と沙織
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薬品の生産販売を扱う総務部次長。あと2年で定年。
・妻 連れ添って30数年。
・二人の娘達は結婚していて今年はお正月にも来ない。
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会社の人 |
・嶋崎 私の部下、課長職。
・斉藤 私と同期入社、10年前執行役員に。一人っ子で妻とは離婚して独り身。一人息子は妻の元に。弱音を吐くことは・・。
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<人生の部品> |
足首を骨折し、一人暮らしの父を心配して訪ねて、父子の交わす言葉は・・・。 |
私 研二
妻 千秋、
娘 佳織(小2)
妹 綾香
父
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建設コンサルティング会社経営戦略室のチーム主任、40歳。
・妹 教科書関連の出版社勤務、3つ年下。4年前結婚して今は北陸地方在。
・父 私が中2、妹小5の時離婚。定年退職後は週3日技術アドバイザーとして子会社に。素直でなく理屈っぽいひねくれ者、一軒家で一人暮らしの67歳。「足首骨折」し・・。
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<メンテナンス> |
手堅く無理をせず適度に仕事をこなす定年前の私、イケイケドンドンの石田営業本部長の放つ言葉に死を考えて・・・。 |
私 増田昭夫
妻 百合子、娘 澄香
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大学の商学部を卒業し工作機械メーカーに。簿記の資格を持つも経理でなく営業部門に配属され、手堅く適度にの、53歳。
・妻に対しては朝っぱらから無用な摩擦は避けたいなど。
・娘は大学4年生、就職活動も本格化する中、やれ飲み会だ何だと家を空けている。
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石田 |
大阪支社で辣腕を振るい、取締役営業本部長としてやってきた。 |
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<いちにさんぽ> |
妻が入院中の見舞いに行くも、妻はいつになく嫌みやら、とげとげした物言いで「もう帰って」と。次の日訪れたときに交わす話は・・・。 |
僕 山本雄平
妻 瑞希(みずき)
ひとり娘 結衣
義父と義母
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TVコマーシャルに使われる音楽を作っているフリーランス。瑞希の両親と同居中。
・妻の瑞希は悪性の乳がんで入院中。
・一人娘の幼稚園児の5歳。ママとの「いちにさんぽ」の秘密のおまじないの内容は・・・。
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<おばあちゃんのSuica> |
可愛がってくれていた祖母が亡くなり、祖母の部屋にあったSuicaの履歴を調べたら・・・。 |
オレ 土井健太(長男)
妹 美幸
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父親とそりが合わず、大学3年の時家業の精肉店を飛び出してのおばあちゃん子。就職するも退社、今はバイト生活。
・妹は勝ち気で負けず嫌い。結婚して山形に。長男に「店のこと頼んだよ」
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愛人 紗恵子 |
ファション雑誌のモデル憧れ茨城から上京。オーディションにパスするも2年もすると夢はあっけなくしぼんだ。オレと同い年の37歳。付き合って2年、オレは彼女の部屋に転がり込んで3ヶ月。 |
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<準備万端> |
親友の友達が亡くなり、終活を考えた母の行動は・・・。 |
私 田中望美(のぞみ)
母
父
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マーチャンダイザーのチーフ。40代に王手の女性。
・母はせっかちでおっちょこちょい。短大時代からの親友の美代ちゃんが亡くなって、遺影用の写真を撮りたいと私を誘う。
・父親は行政書士。
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<三塁コーチャーは腕をまわせ> |
面接で私を採用してくれた後もヨキ指導者の徳山相談役ががんで入院中。
見舞った私に野球にかこつけたアドバイスの内容は・・・。 |
私 石原
妻 三津子
娘と息子
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営業企画部担当の取締役本部長。徳山の直系の部下。理屈屋。小学校から高校まで野球をやっていて、社内では徳山が草野球チームの監督。
・大学3年の娘と高校3年の息子。
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徳山
妻
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建設資材全般を扱う企業の相談役。徳山の仕事ぶりは嗅覚が優れ、交渉の場で流れを読むのが絶妙。末期の膵臓がんを患い、そう長くはない。 |