[ホタルの熱] |
蒸発した夫、息子を連れて遠くに行って・・と列車に乗るが、息子が熱を出し途中下車。温泉町の民宿の女将との会話の中で・・・。 |
安藤和香子
息子 駿
|
夫はビルマンションの電気設備工事の会社勤務。結婚を機に独立「有限会社安藤電気」を起こす。5年経ち生活狂わせる出来事。離婚届残し夫は蒸発。
・駿 6才。夫が居なくなって頻繁に身体の不調を訴えるように。
|
女将さん |
海辺の温泉町で民宿「ななみ荘」の女将。夫を刺したバカな娘でも見捨てることも出来ない、それが親子の絆と。 |
[乾いた声でも] |
夫がくも膜下出血で突然亡くなる。夫の先輩との会話の中で夫婦の日常のあり方が・・・。 |
桐原
妻 由季子
息子ふたり
|
残業していた深夜の会社でくも膜下出血で死亡。
・由季子 スチュワーデス時代夫と出会い結婚。専業主婦に。
私たちお互い心の鍵をひとつずつ締めてしまったような感じ。
|
武井 |
大学時代広告研究会で一緒の2つ年上の先輩。 |
[星空への寄り道] |
後始末を終えタクシーで帰途タクシー運転手とのやり取りで再起を目指せるか・・・。 |
島本 <私> |
大手コンピューターメーカー勤務。辞めて佐竹の提案に乗る。
順調だったのもつかの間、転落は早く会社をたたむことに。
|
佐竹 |
学生時代の友人。ウェブ製作会社を起業。私を誘う。 |
タクシー運転手 |
20年以上前、高2の娘を自殺でなくし、妻も3年前病死。
余生という寄り道を楽しむように生きたいと。
|
[カレーの匂い] |
カレーの匂いは小さなしあわせの匂い? |
檜山舞子 <私> |
女性誌の副編集長。妊娠するも結婚もシングルマザーの道も選ばず。 |
川浦智代(ともよ) |
舞子にとって唯一愚痴をこぼせる友人。 |
松本加奈子
息子 敦史(あつし)
|
ちの会社で契約ライターとして仕事の私より4つ年下。
あまり会いたくない相手。
・敦史 4才。
|
[柿の代わり] |
12才年下の教え子と結婚。しかし離婚を切り出した妻になんとすれば・・・。 |
吉村 <僕>
妻 文香
(旧姓 津久井)
|
大学卒業後10年都立高の教師、昨春別の私立女子校の先生に。
・文香 立川の都立高に勤務していたときの教え子。年の差12才。結婚して1年半、今朝離婚を切り出す。
|
田中順子 |
都立高で科学を教える同僚。以前付き合っていた相手。 |
長澤真美 |
女子校のうちのクラスの生徒。僕、万引きで警察から呼び出される。 |
[おかあちゃんの口紅] |
妻の靖子の家庭に比べ、貧乏性の母親にいらだつ日々だが、入院した母親を妻と見舞いに行ったとき、母と靖子のやり取りに・・・。 |
宮島貴志(たかし)
<私>
妻 靖子(やすこ)
|
妻の靖子の、父親の「小原会計事務所」の共同経営者。
・靖子 音大のピアノ科卒、自宅で教室。ひとり娘。
|
宮島伊津子 |
貴志の母親。貧乏性で私の気持ちを逆撫でするような言動に腹が立ち、私は敬遠しがちの日々。 |
[イブのクレヨン] |
妻の里香子が、僕の誕生日とイブのクリスマスプレゼントに用意していた物は・・・。 |
沢口正洋(まさひろ)
<僕>
妻 里香子
娘 エリカ
|
去年の暮れ、池袋のデパートに出店のメンズブランドショップ店長を辞め、自宅でイラストの仕事。
・里香子 以前外資系のソフトウェア会社勤務。不倫で妊娠、エリカ1才に満たないときに僕と出会う。
・エリカ 里香子の連れ子。保育園児、5才。
|
沢口冨美子 |
僕の母親。2歳の時父親は飲酒運転で事故死。その後は祖父母に家に。
僕は母親に捨てられたと思っている。 |
[粉雪のキャッチボール] |
北軽井沢でホテルの支配人をしている父親から、65才を迎え退職するに当たり息子に頼みがあると・・・。 |
津本 <私> |
業界第二位の製薬会社に勤務。第三位の会社との合併話が進行中でその合併推進委員会のメンバーで忙しい。両親は別居状態。 |
中村青年 |
父が支配人のホテルの若いスタッフ。 |