松坂熊吾(くまご) |
来年65歳。5年契約でシンエー・モータープールの管理人をする傍ら、3年前から中古車の販売業“中古車のハゴロモ”を営む。昔の元気を取り戻しつつある。 |
松坂房江 |
熊吾が“ハゴロモ”に注力するため、いきおいシンエー・モータープールの諸々の雑務を一手に引き受け負担が多く、はやくシンエー・モータープールから移住をしたがっている。酒に手を出すこともあり、飲むと熊吾を怒らせる言葉が出る。 |
松坂伸仁(のぶひと) |
中3で高校受験の最中。父親の仕込みか、近頃は隠れた才能が時々房江を驚かせる。おっちょこちょいで生意気な息子。
柔道の体落としの練習は欠かさない。
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柳田元雄 |
柳田商会の社長。松坂熊吾が路頭に迷っているのを5年間の期限で手を差し伸べた恩人。柳田にとっては松坂は使いにくい男。縁を切りたくもあり、5年間としていたが・・。 |
シンエー・モータープールの人々 |
柳田元雄が運営する会社。管理人を松坂熊吾に任せている。
・田岡勝己(20歳位) 熊吾に管理人を1年間先延ばしを条件に柳田商会より専任で来た青年。
・佐古田 癖のある人物。板金塗装に従事。
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“中古車のハゴロモ”の従業員たち |
松坂熊吾が開業した中古車販売の店。鷺州(サギス)店と大淀店を有する。商売が軌道に乗り、弁天町店の3店に・・・。
・佐田雄二郎 22歳。役立たずと評される若者、運転免許は持つ。育てなければ。
・玉木則之 45歳。簿記二級を持つことで採用。腎臓悪く膝も、穏やかで篤実そうな人柄だが・・・。
・神田三郎 シンエー・タクシーを辞め、(熊吾の支援もあり)会計学を学ぶため大学の夜間に通いながらハゴロモの店を手伝う。
・黒木 関とエアーブローカーでデコボココンビだったが、関が死に、熊吾に拾われる。中古車の仕入れ、査定を任されている。
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森井博美 |
元美人のダンサー(西条あけみ)、顔に火傷を負い(熊吾にも責任がある)古着の修繕と小料理屋でのバイトで生計を。ヤクザの男に生き血を吸われながら、熊吾に助けを求めてくる。 |
水沼徳 |
松坂伸仁の友達。大阪に集団就職で来て能登の実家に毎月仕送りをしている。自動車修理工を目指すも、螺鈿(らでん)細工に魅せられ、守屋忠臣に弟子入りを願う。 |
守屋忠臣 |
螺鈿(らでん)工芸師。 |
小谷医師 |
健康保険扱いをしない名医。 |
丸尾千代麿
妻 ミヨ
引き取った子
美恵と正澄
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熊吾と親友付き合いで、運送店を営む社長。
・美恵は妻に内緒で付き合っていたおんなの子。
・正澄は浦辺ヨネが上大道の増田伊佐男の子を宿し男の子。
・三國保 運送店の従業員。
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麻衣子
娘 栄子
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周栄文の娘、城崎に住み妻子もある町会議員の子を産んで温泉町の人には蔑まれながら“ちよ熊”を蕎麦専門の店にしようと気丈夫に頑張っている。 |
木俣敬二 |
“キマタ製菓”の親父。手仕事でチョコレート作り。 |