斉木光生(主人公)
妻 佑子 41歳
娘 茉莉 14歳
(中3)
息子 康生 (小6) |
12年前まで大手の文具メーカーにいたが、先輩の間宮健之介に誘われ、宇津木、川岸とともに新しい会社“マミヤ”を興す。
5年前大腸ポリープ除去のため入院した和歌山の病院で余命幾ばくもない末期癌の患者芹沢由郎なる男から“桜の木の下の三千枚の金貨”を埋めた話を聞く。 |
マミヤ三銃士 |
間宮健之介は既成の文具に満足しないで、もっと使い勝手のいい、血の通った愛着を持たせるような商品を造って売る会社を目指し、自分の部下の三人に声を掛け“マミヤ”を創立。
人間としての最大の力は? 間宮は−運の良さ。
・宇津木民平−人柄の良さ。
・川岸知之−勘の良さ。
・斉木光生−俺には何があるだろう? |
室井沙都
バーテン 桑田信造
60歳 |
3年前まで都内の大病院の看護師。 いまは姉の後を引き継いで「MUROY」バーのオーナー。 芹沢由郎の入院していた病院の看護師をしていた。 芹沢由郎は沙都の姉の愛人。
姉は由菜(ゆうな)という女の子を由郎に知らせずに産んでいて、沙都の母親が養女として育てる。 いま由菜18歳。 |
芹沢由郎(よしろう) |
父親の芹沢重光はセリザワ・ファイナンスの創設者。 由郎が3つか4つの時に母親は離婚し、由郎を連れて郷里の和歌山に帰る。 その後重光は再婚し今の芹沢一家がある。
二十年前の芹沢由郎に関する調査報告書から、由郎の数奇な運命、そして金貨を埋めたという桜の木のことが・・・。由郎の愛人は室井沙都の姉。 |
倉木和歌子 |
二十年前の報告書で由郎のことを話す女性。 |
末広秀和 |
二十年前の報告書で由郎のことを話す、高校を卒業して3年たった“釣り忍” |