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余談1: 定年退職して1年ほど樹木に関する勉強をしたが、この作品の中で、“潜在自然植生”に関して森の三役五役の樹木とか本物の森を作るための植樹の木々の名前がリストアップされているが、おかげであぁああいう木だと理解出来たのも結構愉しかった。 タブノキにより新潟酒田の大火や、関東大震災での潜在自然植生の庭園に逃げ込んだ2万人がタブノキの壁で助かった話など水分をぎょうさん含まれてるから、木が消火器になってくれたらしい話は感動的でさえあった。 余談2:「天の河銀河」に関して、「地球がある我々の太陽系は、何千億個っていう星の集団のなか、つまり天の河銀河のなかに混じってる。 この天の河銀河の大きさは十万光年。 横断するのに、光の速さで進んでも十万年かかる。 光は、一年間に約九兆五千億キロ進むんだから、天の河銀河がどれほど巨大なものかがわかるだろう? この天の河と同じような大きさの銀河が、宇宙には少なくとも一千億個以上あるんだ」と(下)巻にある。 たまにはこの言葉を思い出してみる必要がありそう。 東日本大震災でおどおどしていたらお話にならない。頑張りましょう。 |
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☆ 背景画は本作品の装画として使われている東山魁夷(かいい)作「春兆」という木版画のフォト。 |