[1927年] |
月の沙漠を |
八重(姉) |
実家は茅ヶ崎、一度結婚に失敗、両親は腸チフスで他界、愛子と姉妹のみ。竹井との新居は代官山の駅に近い3階建ての、当時としては近代的なアパートメントの3階に住む。 |
愛子(妹)(没) |
八重とは4つ違いの、誰からも好かれる娘、新しい物に好奇心旺盛。竹井に、姉は無口だけど、優しい人、三人で幸せになろうと。関東大地震で亡くなる。
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竹井光生(みつお) |
愛子の婚約者、大男で顔はいかついが生真面目な性格。
愛子の計らいで八重と結婚する。
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[1937年] |
恵の露 |
竹井光生
妻 八重
娘 恵子
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貿易会社で働いていたが退職、ドイツに本社のある機械製造会社の東京支社で営業職。
・一人娘の恵子は小学3年生。竹井にも八重にも似ていない。明るい性格は妹の愛子を思わせた。
恵子は(姉のように)杉岡ハナたけでなく、俊平のことも慕っている。
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杉岡家
俊平
ハナ
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竹井の住む棟の、通りを挟んで向かいの2階建ての棟に住む。
・俊平 赤ん坊の頃関東地震時大火事に巻き込まれ、養子に。
義理の母と上手くいっていない、中学生。
・ハナ 素直で聞き分けがいい、両親と血がつながっているのはハナだけ。肺結核で秋から女学校を休んでいる、14〜15歳。
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[1947年] |
楽園 |
竹井恵子 |
三年ぶりに渋谷の映画館で俊平に再会、19歳。「いつか代官山に帰ってきて、必らず、私が待っているから」と預かっていた杉岡の家の鍵を渡す。 |
杉岡俊平 |
私立大学を卒業直前、招集されてフィリピンの戦場へ。今年の春ようやく帰国、左手の薬指と小指根元から欠けている。
帰国後吉祥寺の駅前で店を手伝っていると。(ヤミ商売)
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[1958年] |
銀杏の下で |
杉岡恵子
夫 俊平
長男 浩太
次男 進
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恵子は俊平と結婚、9年経つ。杉岡家のアパートに住む。
八重の下の1,2階に住む佐藤家が引っ越し、杉岡家で買い取る。
・浩太、小2は性格も腰抜けに明るい。
・進 浩太の2つ年下。小柄で祖母(八重)に似ている。
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竹井八重
夫 光生
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孫を預かっている時、火遊びをする浩太、進を注意、外で高志たちのへび花火遊びに、八重の住む3階から煙が・・、大事に・・。 |
佐藤高志
弟 直也
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代官山のアパートの1階と2階に住んでいた佐藤家の四人兄弟。
浩太や進とよく一緒に遊ぶ。
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[1968年] |
ホワイト・アルバム |
杉岡進 |
16歳、ビートルズに目覚め、新しいアルバムを求め渋谷に。チンピラに絡まれ怪我。直也の機転で命拾い。 |
佐藤直也 |
進と同い年の幼馴染み。10年前この高校に近い祐天寺の一戸建てに引っ越し。ビートルズの大ファン。新宿で進が補導され、停学処分を受けるきっかけを作った。 |
上野厚子 |
直也の従姉、進より三つ年上。ビートルズの筋金入りファン。 |
[1977年] |
この部屋に君と |
竹井浩太
妻 厚子
娘 千夏
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浩太、学生時代から交際の厚子と結婚して3年。商社マンとして神戸に住む。
・千夏2歳、幼い頃の恵子似。
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竹井光生
八重
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光生、77歳。末期の胃癌で八重が側に。一晩の外出許可で代官山アパートの3階の部屋に行きたがる。 |
[1988年] |
森の家族 |
千夏 |
浩太と上野厚子の娘、中学1年生、13歳。一人で八重を訪ねてきて東京での生活に。神戸での学校に行きたがらず。 |
進 |
再就職先の医学雑誌の出版社で、8年前に出会った菅沼奈央子と結婚することに。千夏の学校での写真から冷水を浴びせられる思い。 |
八重 |
夫は10数年前亡くなり、娘の恵子夫婦も神奈川県藤沢に引っ越し、ひ孫の千夏を可愛がる。高所恐怖の八重が、三人で東京タワーに昇りたいと。 |
[1997年] |
みんなのおうち |
杉岡千夏 |
東京の高校に入学、代官山のアパートに一人暮らし。両親の住む神戸の地震にバイクで向かう。 |
八重 |
93歳、骨を折りベッドの生活、さらに肺炎で入院。認知症が高じ生きている者の名前を口にすることなし。 |
進
妻 奈央子
娘 友希
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千夏は奈央子とは初めて会った時から相性が良く、何でも相談する仲。
・友希 もうすぐ3歳。
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