|
余談: 判らなかった表題の“ハーレキン”という言葉が奈々恵と東口の会話の中に出ている。 「東口さん。ピエロ恐怖症って知っていますか?」 ・・・ 「いつも顔は笑っていて、面白おかしい動きをしてみせるけれど、あんまりふざけすぎてしまっては相手を怒らせてしまいます。だからピエロたちは、常に微妙なラインをしっかりと見極めて道化を演じていたらしいです。顔は笑っているのに、化粧の下は、じつはシリアスなんです」 ・・・ 「あれはピエロではなく、ハーレキンだそうですよ」 「道化師か」 「一説だと、ハーレキンの顔に涙のマークを描くとピエロになるようです。本当かどうかわかりませんが、みんなに馬鹿にされながら人を笑わせているけれど、じつは悲しみを抱いている、という意味だとか。」
|
|
背景画は、森・木をテーマに。(自然いっぱいの素材集より) |