白川泰生 <主人公>
(しらかわたいせい)
妻 雅美
息子 瑠威
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市立京洛病院の外科部長。消化器外科医。古林章太郎のがん治療で安楽死を選択。警察では殺人の罪に問われるも、検察側で不起訴扱いになったことから一躍脚光を浴びることに。しかし安楽死を巡り医療行政を政治的に利用しようとする動きに嫌気。
・妻 雅美 弁護士の娘。京都の名門リヨン女学院卒。夫の収入の低さを不満。白川と本村雪恵の不倫写真に激怒、離婚話に発展。
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●安楽死法推進派 |
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新見偵一 |
彼が立ち上げた「日本全医療協会」(JAMA)の代表。本業心臓外科医。カリスマ性の持ち主 医療庁設立の動きに、その上位位置にある医療者権利院の議長となり、医療改革を目論む。
謎の“センセイ”の存在、指示に逆らえない?
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山名啓介 |
JAMAの執行理事。白川の大学時代の同級生で同じ医局。消化器外科医。白川の行動に理解を示しつつ、新見の異常性に疑念を持ち、距離を置く姿勢も。 |
柴木香織 |
JAMAの副代表。新見の大学の後輩で新見の右腕。麻酔科医。 |
佐渡原一勝 |
自共党の元総裁。政界の長老。最後の仕事として医療に注力。 |
業田義政 |
自共党の元幹事長。佐渡原派の重鎮。 |
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●安楽死法反対派 |
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古林康代(ふるばやし) |
息子を白川に安楽死させられたエッセイスト48歳。テレビのコメンテイターとして活躍するタレント文化人。社会保障全般に詳しい論客として注目されている。安楽死法成立防止にあの手この手で。 |
大塚彰彦 |
「安楽死法制化阻止連合」(阻止連)の代表理事。世田谷医療センター集中治療部長。安楽死の否定を目論む“24時間オンエア!”番組での手術結果の状況に・・。 |
青柳公介 |
自称「市民派」ジャーナリスト。東和テレビの報道バラエティ「フロンティア」のコメンテイター。 |
東(ひがし)吾郎 |
平政新聞社会部遊軍記者。今医療と福祉関連の記事を主に任され、密かに業田義政のJAMAがらみのヤミ献金問題を追っている。 |
西田節子 |
半年ほど前に市立京洛病院に転勤してきた看護師。古林章太郎の死後処置を担当。白川医師に不満を持っている。 |
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●その他 |
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古林章太郎 |
21歳で安楽死(主治医 白川)を遂げた肛門がん患者。 |
古林晶子 |
古林康代の姉。康代に代わって章太郎を育てる。 |
平野秀夫 |
京都府警刑事部捜査一課の課長補佐、警部。医療ミスや薬物殺人など医療系の特殊犯罪が専門の調査官。白川の安楽死事件を捜査。 |
本村雪恵 |
嵯峨記念病院の看護師。白川の愛人。 |
浅井英志郎 |
無所属の参議院議員。阻止連の顔に担がれるも仕組まれたものだった。 |
播戸(はと)恭一 |
全日医師会の元首席常任理事。脳外科医。野心家、うぬぼれ強い。
全日医師会解散後にJAMAに参画し、新見を追い落とそうと。 |
金子律 |
全日医師会の元常任理事。消化器外科。播戸の懐刀、曲者。
後にJAMAに参画するも播戸を毛嫌いしている。 |
村尾士郎 |
神武レジェンド製薬のMR(医薬情報提供者)。専務取締役兼研究開発部長。安楽死薬ケルビムを売り込む。 |