鳥谷文乃(あやの)
<私>
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法務省応報監察官。
復讐法の成立により法の権利選択者に旧法と復讐法のいずれを選択するか、権利選択者の世話、復讐法に基づく刑の執行の見届け、報告書の作成などを行う。
・五十嵐英太 監察室本部の部長。
・牧田宗次 鳥谷文乃の同僚。
・相原雅美(まさみ) 総務部。
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<サイレン> |
不器用な親子がお互いのことをもっと話し合っていたら。
もしも人の心にサイレンがついていたら、我々はもっと早くわかりあえるだろうか。
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堀池剣也
母親 和代
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天野朝陽(あさひ 16歳)に対する拉致監禁・暴行・殺人の主犯格、19歳。旧法では懲役18年の実刑判決。
復讐法では未成年であっても年齢に関係なく公平に刑執行。
・和代 義明に対し、土下座して「あの子を許して」と。
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天野義明
妻 ユリ子
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息子を殺害された父親。復讐法を選択。
・妻のユリ子は体調を崩し入院中。夫は人を殺せるような人ではないと私に。
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<ボーダー> |
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吉岡エレナ
母親 京子
父親 俊介
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祖母吉岡民子に対する凄惨(せいさん)な殺人事件の被告、14歳。法廷で争わず、反省の態度一切認められず。自ら積極的に死刑を希望。旧法では少年院に送致、更生の機会が与えられる。
・母親の京子 母親を殺された怒りから娘に対し極刑を強く望む。・父親の俊介 婿養子だった俊介は浮気を理由に離婚させられる。
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祖母 吉岡民子 |
京子によると、母の言うことは正しかった。
夫俊介との結婚に反対。(ジュエリーデザイナーの夫は会社立ち上げたばかり、収入安定せず)結婚してからは、「あの男は浮気をする」、「保険金を掛けるのはあなたを殺そうとしている」と。
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富永葉月 |
「吉岡エレナの刑の執行を中止してください」と監察本部のエントランスから出てくる職員たちに嘆願書を配っている少女。
エレナと小学校で同じクラス。
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<アンカー> |
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櫛木矢磨斗(くしきやまと) |
通り魔事件の犯人。
旧法では精神鑑定で心神喪失、不起訴。
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(法の選択権利者)
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複数の選択権利者がいた場合は過半数の支持を得た法に決定される。
・久保田航平 医学部に通う大学生の弟を殺害された、26歳。
・川崎景子 専業主婦だった母親(58歳)の一人娘、32歳。
・遠藤武 教師だった婚約者(29歳)を殺された、29歳。
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<フェイク> |
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神宮寺蒔絵
孫 修一
修一の両親 (没)
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有名な霊能力者、67歳。修一と二人暮らし。
頭の中のスクリーンに予知あり、廃墟の屋上に向かい、アキラと修一が争っているのを止めようともみ合い、アキラが転落死。
旧法では懲役12年の実刑判決。
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前田アキラ
母親 佐和子
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修一の「とっておきの秘密」の言葉に激しく腹を立て争う。止めに入った蒔絵ともみ合い屋上から転落。
・母親の佐和子 5年前夫と離婚。一人でアキラを育ててきた。
復讐法を選択したことでバッシングや脅迫を受ける。
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<ジャッジメント> |
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森下隼人
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応報執行者の少年、10歳。妹の復讐をしたいと。
「人間が餓死する過程」を本物の人間を使って実験。
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森下麻希子
息子 隼人
娘 ミク(没)
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受刑者、森下隼人の母親、31歳。DVの夫と離婚し内縁の夫本田隆男と実子と暮らしている。育児放棄し、娘のミクを餓死させた。
旧法では懲役13年。復讐法認められる。
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本田隆男 |
受刑者、フリーターで酒とギャンブルに懲り、子供には無関心。 |