主な登場人物:
ぼく、朔ちゃん
(松本朔太郎)
父
母
祖父
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アキと中学2年の時同じクラスで共に学級委員に。そして高校で再び一緒のクラスに。
・母親は図書館勤務。僕の家は図書館の敷地内にある。
・祖父は一人でさっさと中古マンションに移ってしまう。
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アキ
(広瀬亜紀)
父
母
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そこそこに可愛くて性格が良く、勉強も出来る。共に男女の学級委員のため過不足のない関係が続いていたが、二学期の文化祭で“ロミオとジュリエット”をやったことなどから高校に入ってぼくのアキに対する恋愛感情が偽りのないものに。
高校の修学旅行時アキは入院していてオーストラリアに行けず。
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大木龍之介 |
中学のクラスメイト。足を骨折したときぼくとアキで見舞いに行く。家は真珠の養殖を営み、ぼくの頼みにのって・・。 |
物語の概要:(図書館の紹介記事より)
僕はいったいあとどのくらい、アキのいない世界で生きていかなければならないのだろう…。初期村上春樹を彷沸とさせる気鋭作家の恋愛タペストリー。十代で主人公が体験した恋人の死を巡り、物語は静かに切なく動く。
読後感:
2004年にこの原作で映画化されていた。その影響もあったのかアキの素直で真っ直ぐで明るい人柄が演じた長澤まさみの印象と非情に似通っていることに納得していたようでなんだかそんな世界の話に酔っていた。そのわりにじ〜んと胸にきて涙が出てしまうと言うこともなかった。確かに悲しい話ではあるけれど。
興味深かったのは祖父とサクのやりとりが印象深い。サクが父親や母親との会話でなく、祖父との交流で双方の悩みをやりとりしているところに感銘を受けた。
映画は見ていないが、ネットでストーリーや配役を見てみると小説のラストの章で描写されている10年後位のサクと彼女の頃から昔の物語を回想しているのかなと思われた。まあ映画は原作を元に脚本家や監督の思惑で表現されるものだから必ずしも小説通りではないのだから。
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