主な登場人物:
坂井左織 (夫 春日温彦) 兄 姉 喜久子 母親
小学生の時修善寺の疎開先で矢島風美子と同じ旅館住まいだったらしい。22歳の時銀座で風美子から声を掛けられ付き合い始める。 春日温彦と結婚後、百々子と柊平(しゅうへい)の二人の子どもに恵まれる。 ・兄 年の離れた兄は関西に。 ・喜久子 大学院学生であった温彦と左織の交際には反対していた。 娘:玉絵
矢島風美子 (夫 春日潤司)
春日温彦 (妻 左織) (子供 姉:百々子) (子供 弟:柊平) 弟 潤司 (妻 風美子) 母親 澄代
・温彦 大学の教師。学生達には人気がある。 ・左織 春日家の母親として風美子のことを頼ったり、疑念を持ったり。 ・百々子 風美子になつき、左織をいらだたせる。 ・柊平(しゅうへい) 優しいし、家庭を和ませる役。 ・潤司 定職にも就かず、酒に身を壊すことに。母親に猫可愛がりのせいで、弱さ。妻の風美子に中身を持って行かれたような人生。 ・風美子 外での活躍で夫を養っている。周りから非難されても強い人。 ・澄代 潤司を猫可愛がり、風美子との結婚には水商売の女、戦争孤児と言って反対、結婚後も風美子に対しての悪口減らず。
物語の概要:(図書館の紹介記事より。) 疎開先が一緒だった縁で、義姉妹になった主婦の左織と料理家の風美子。人生が思い通りに進まないのは、この女のせいか…。角田光代が挑む、戦後昭和を生き抜いた女たちの物語。