樋口透吾(とうご) |
元警視庁捜査一課出身、辞職後「組織」からの指示で活動する調査官。上司のカラスより、北森益晴失踪の原因調査を二日間で行うよう指示される。
妻とは、3才の我が子(巧 たくみ)をさらわれたことから「許さない」と離婚。
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島崎智久(ともひさ)
妻 理沙
娘 藍
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北陸のはずれ、比山署青水(あおみ)駐在所の警察官、巡査部長、29才。佐野課長より、樋口調査官に同行、運転手兼道案内役と監視・逐一報告を指示される。
・美人の奥さん(理沙)と3才の藍(あい)が詰めている。
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北森益晴(ますはる) |
青水駐在所の島崎智久の前任者。公安の人間。1ヶ月前隣の久杉地区の祭りの開催にかり出された後突然失踪、音沙汰無し。 |
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[施設]関係 |
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小久保貴(たかし) |
民間の児童養護施設『にじ』の小学六年生。シンにマモルのこと相談。遙に変なことされたら許しておけない。 |
鶴田康介(こうすけ) |
同小学六年生。『アル=ゴル神』を信じている。遙のことが好き。マモルを断罪して欲しいと「アル=ゴル神」宛てのメモを中沢先輩の靴箱に。
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江島遙(はるか) |
同小学六年生。 |
古川大樹(だいき) |
同中学一年生の悪ガキ。入所1ヶ月も満たず『にじ』のトップに。 |
中沢先輩 |
『にじ』にいた中学三年生。自らを『アル=ゴル神』の僕となのる。 |
レイイチ(玲一) |
厚生施設青年の家『みらい』の青年、20才。両親に捨てられたと、拾われた仲間に手なずけられ、テロリストに育て上げられ、警察に捕まりここの施設に。がっしりした体格。 |
カイト |
同19才。 |
マモル(戸井田守) |
同20才。江島遙にちょっかい他、冷酷さが露わ。小6の時祖母を金槌で撲殺など。 |
シン |
同20才。大きな男。幼い頃酷い虐待を受けたらしい。 |
林田健二 |
混合型介護付有料老人ホーム『かもめ』の老人、78才。
認知症で施設の側の断崖から転落死。警察は事故と。
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峰聡(さとし) |
複合型ケアセンター『岩森の丘』センター長、67才。天下りの元官僚。 |
二木寛(ひろし) |
同副センター長兼『かもめ』施設長、50才。センター全体のナンバー2だが実質的トップ、50歳前後。「星河」の中国本社からの派遣人物。 |
小笠原泰明(やすあき) |
『みらい』施設長(保安担当)、58才。元県警本部生活安全部長。樋口の本当の狙いを調べることで自分の出番が。
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及川温美(あつみ) |
『にじ』施設長、45才。 |
桑野千晶(ちあき) |
『にじ』職員、37才。子供達の異常を感じ取っている。 |
熊谷有里(ゆり) |
『にじ』職員、23才。林田健一と仲が良かった。自殺じゃないかもと。 |
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赤石隆一郎(りゅういちろう) |
岩森村前村長、72才。今も実権を有している。 |
中条俊一 |
大物国会議員の筆頭私設秘書、52才。 |
上野弘樹 |
「星河」日本総支社の社員。 |
鷺野(さぎの)馨 |
中央とのパイプ役、次期総裁を狙めざす身。
「星河」との蜜月関係を形成していたが・・。 |
深見梗平(きょうへい) |
不動産売買ブローカー。<ブルー>の店主が言う「都会的に洗練されたゴリラ」の男。樋口にこの土地は「政」「官」「財」私欲の吹きだまりと。 |
中堀三千代 |
《ジャズと珈琲の店−ブルー》の店主、68才。北森が足繁く通っていた。樋口が訪ねて来る以前に、北森のことを探しに来た人物(「都会的に洗練されたゴリラ」の雰囲気の男)がいたと。
姪(桑野千晶)が施設で働いている。
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熊谷昇平・弥生 |
ショッピングタウンいわもりの一画に「こだわり味噌ラーメン−くまがい」を営む夫婦。 |
佐野警部 |
比山署の地域課課長。 |
福本警部 |
比山署の刑事課課長。 |
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カラス |
樋口の上司。 |