物語の概要: (図書館の紹介記事より)
思わぬ不祥事のあおりを受け、まさかの警視庁捜査一課に配属されることになったキャリア警部、道定聡。変わり者の美人刑事・山口ヒカルとコンビを組まされ、戸惑いながらも5つの難事件に挑んでいく…。
読後感:
東大出のキャリアながら群馬県警に配属(高萩署総務課長)されるも不運にも汚職事件に巻き込まれ、あえなく責任を取らされ自宅待機、その後警視庁捜査一課強行犯三係に先週赴任した道定警部。パートナーに任命されたのは警視庁一怠け者でやる気のないことで知られるすごい美人の山口ヒカル。このコンビで奇しくも解決していく5話の物語。不思議にどんどん読み進んで行ってしまう。
なんとなくやさしそうな事件であるがひねった箇所も有り、こんな所かなと読者に推理させてしまうところもなかなか。そんなところを山口ヒカルが、時にぼく(道定聡)が解決してしまう。
日常の山口ヒカルの言動は確かにひどいし、けれどどこか憎めないところが有り、そして鋭い指摘とのギャップが面白い。
そんなところを実質先輩刑事の川上の存在、大巨人の桜井係長の存在が脇を固めていて飽きさせない。
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