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余談: 伊吹有喜の作品は「風待ちのひと」と「四十九日のレシピ」の2冊が刊行されていて、期待の持てる作家作品と思い、ネットを調べてみたら素顔を見られたような記事があった。 二つの作品に共通するのは、ごくふつうの、不器用な人たちの織り成す人間模様を見事に描ききっていることである。「心に傷があったり、いいたいことがあっても、なかなか声にして出せない人はとても多いと思います。でも、じつはいろいろ考えすぎてしまって、どうしても話せなくなっている。私もその傾向があるので、そういう人たちにとても惹かれます。だから、私の作品にそんな不器用な人びとが多く登場するのでしょうね」と伊吹さん。 |
背景画はNHKドラマ「四十九日のレシピ」の一場面を利用して。