[男と犬] |
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中垣和正
姉 麻由美
母親
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金が必要で沼口に頼り、仕事を廻してもらっている。ミゲルたち三人組の貴金属店を襲う計画の運転手として。
・姉 30代になったばかり。震災から2ヶ月後、町中のアパートを引き払い、実家で母と一緒に暮らす。
・母 若年性認知症。去年の春震災後症状悪化。以前飼っていた“カイト”を可愛がっていた。
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犬 |
名前は“多聞(たもん)”。飼い主の守り神とみられる。 |
沼口 |
高校の先輩。盗品の売買を手掛ける不良。 |
[泥棒と犬] |
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ミゲル
姉 アンジェラ
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和正から譲り受けた(?)犬を、 幼い頃飼っていた“ショーグン”と名付け、
宮城県警から追われ、 新潟から海外に逃亡を図る。
・姉 2つ年上。幼い頃パパとママは拳銃で撃たれ死に、ミゲルとショーグンとでゴミの山で暮らしていた。
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犬 |
“ショーグン”と呼ばれ、ミゲルと共に行動。 |
ハーミ |
ミゲルと犬を新潟に運ぶトラックの運転手(イラン人)。
ミゲルとのやり取りで「わたしたちはもう兄弟だ」と。
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[夫婦と犬] |
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中山大貴(たいき)
妻 沙英(さえ)
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富山市内でアウトドアグッズの専門店を営むも、エネルギッシュで人見知りというものを知らない楽天的な性格。
冬は山スキーに。
・沙英 40歳になったばかりなのに鏡の顔は60代のよう。
ネットショップで無農薬野菜やステンドグラスの小者を扱い、家計を支える。
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犬 |
“クリント”(沙英名付け)、“トンバ”(大貴名付け)と呼ばれる。荒れた登山道で大貴が遭遇。 |
[娼婦と犬] |
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須貝美羽(みわ)
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大津市内の林道で車の前に現れた怪我をした犬(シェパードと他の犬とのミックス)を動物病院に。
晴哉に振り回される生活にうんざりの風俗嬢。
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晴哉(はるや) |
キャンブルなら何にでも手を出す美羽の男。金が手に入ると何日も姿を見せない。
兄貴分に当たる森口から借金の返済を求められているのに、連絡取れず、美羽は肩代わりを迫られる。 |
犬 |
“レオ”と美羽は名付ける。
埋め込まれたマイクロチップから飼い主は岩手の模様。
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[老人と犬] |
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片野弥一 |
島根で50年以上続けてきた生業は猟師。庭に迷い込んできたガリガリに痩せた犬を動物病院に。 |
犬 |
“ノリツネ”と名付ける。 |
[少年と犬] |
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内村徹
妻 久子
息子 光
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釜石で受けた東日本大震災で被災し、遠縁を頼って熊本に移り住んで5年、かっての漁師から農家へ転業。
・光 大震災のショック(当時3歳)から口を利かない、笑わない、泣かないの変化。
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出口春子 |
釜石に住む“多聞”の飼い主。 |
秋田靖(やすし) |
釜石でのかっての漁師仲間。 |
犬 |
“多聞”。埋め込まれたマイクロチップに記録されている。 |