◇チボー家 |
カトリック |
アントワーヌ(長男) |
医師として多忙、ジャックと議論するも、理解できず。やがて自らも軍医として出征、ドイツ軍の毒ガスにやられ療養所に送られる。そして自分の死を迎えるまで戦況と自分の症状を事細かくメモをとること、ジャン・ポールにチボー家のこと、フォンタナン家の父親のに生き甲斐を見出す。 |
ジャック(弟) |
1910年(4年前)何も言わずに失踪、今はジュネーブでインターナショナル運動に関わっていて、あちこちの國に出向いて情勢の分析、入手に働く。ヨーロッパは戦争に向かっている。
ジェンニーと結婚の約束までしておきながら・・・。
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◇フォンタナン家 |
プロテスタント |
ジェローム(主人) |
自殺する。 |
テレーズ(夫人) |
夫のジェロームの死をむかえ、最後は二人で老後を過ごす期待も無くなる。 そして何か役に立ちたいとメーゾン・ラフィットの自宅とチボー氏の家を改装し兵士の病院経営に汗を流す。 |
ダニエル(息子) |
ジャックが失踪後、軍隊に入り1914年7月に除隊となる。 チボー氏の危篤でジ4年間音沙汰なしの状態でャックと会うも昔のようにはいかない。従軍で片足が義足となり、家の外に出ることもなくジャン・ポールの見張り役と遊び相手で毎日を過ごす。
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ジェンニー(妹) |
ジャックとの激しい恋いに落ち、ジャックの形見のジャン・ポールをかってジャツクさんがそうあって欲しいと思っていたような子に育てたいと決意をアントワーヌに語る。
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ジゼール |
チボー家の家番《おばさん》の娘。 ゼールは3年間の病院勤めを終え、メーゾンラフィットでのみんなの生活を簡潔な手紙でアントワーヌに知らせている。 ジェンニーはジゼールを姉と扱い、ジャン・ポールは《ジーおばちゃん》と呼ぶ。 |
ニコル |
ノエミの娘、エッケの妻でもある。テレーズ夫人のいとこに当たり、看護婦の免状を持ちテレーズ夫人の元でジゼールと共に夫人を助ける。 |
メネストレル(パイロット) |
労働運動に身を投じ、“インターナショナル”の一座に重きをなすに至る。使命感に生き何でもやってのけられる人間であるが、何ひとつ信じない、自分自身をさえ信じられない・・・。 |
パターソン |
“インターナショナル”労働運動の仲間。 |
アルフレダ |
“インターナショナル”労働運動の仲間。メネストレルとの関係は、彼の使命とやらを彼女が全てを受け入れることで保たれていたが、パターソンを好きになってから自分を犠牲にする気持ちになれなくなる。 |
フィリップ博士 |
アントワーヌの師。アントワーヌがガス中毒で療養している時に呼び、自分の症状を診断してもらう。 |