読後感:
音楽、特にロックに関する知識など無い中で理解不能のうちに読んでいたが、どうやらYBCと言うバンドの解散にまつわり、どうしてそうなったのか、その後のバンドの仲間たちの様子(人生そのもの)を調べるはめに。そして特に探索依頼をされた矢吹という音楽プロデューサーとの付き合いから次第に、矢吹が人間性に複雑な物を持ち合わせながらも、嫌いじゃないものを感じてくる。
しかも自分も誰かに貶められるに至り、矢吹を見つける仕事は終わったのに事件に巻き込まれていく。果たして事の真相はいかに?
音楽の世界という未知の世界の話ではあったが、楽団の仲間の生き様、確執はどんな世界にも存在していて愛と友情の結末とも言える。
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