[長原製薬関係者] |
同族経営の製薬会社。ここ10年赤字決算の不振に喘ぐ。外資系のユーロ・ヘルスとの合併話が浮上中。創業地は富士山が見える畑井市湊地区、当時は大企業で地元を潤していたが、本社を東京に移す。 |
槙田高弘(まきた) |
3年前から広報部に勤務、31歳。入社以来総務畑出身。本家(長原一族)の遠い親戚筋に当たる。
副社長の特命事項で関節痛の鎮痛剤による副作用と思われる案件を担当することに。
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安城隆雄(あんじょう) |
副社長。実質会社を動かしている人物。 |
野分 |
槙田の上司に当たる広報部長。 |
濱野(はまの) |
槙田の同期。営業部所属。槙田の相方に指名される。 |
長原幸喜(こうき) |
先々代社長。畑井市(はたい)創業の地の当時社長。現在は引退し、畑井市湊地区に住む。個人筆頭株主。外部との付き合いほとんど絶っている。四人の息子が居る。
・長男 晴信 現社長。
・次男 専務。
・三男 芸術施行で今は高校の美術教諭。
・四男 紀博(のりひろ)アメリカで弁護士活動をしていたが、足が動かなくなり離婚、日本に戻ってくる。
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長原晴信 |
2年前に就任した現社長。線の細い男。 |
高藤辰美(たかとう) |
長原製薬の顧問弁護士。慢性的に膝の痛みを抱えている。 |
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真島康二(まじま・こうじ) |
畑井市湊病院の医師。高藤とは同じ中学、高校。東京の大学に進んでからは会うことなかったが・・。湊地区に住む住民の代表として長原製薬に渉外交渉で会いに行く。自身も最近膝痛発症。 |
宮本佳織(かおり) |
高藤事務所に所属の弁護士。真島の訴訟の弁護士を引き受ける。 |