<第一話> |
一つ目の遺言状 |
黒子ハナ
母親 黒子富子
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赤坂のCOCOA美容室に9年勤めて退職。可愛がってくれた祖母の死の知らせ、その遺言状で母親の落ち込む様子に、祖母の遺影を撮り、カウンセリングも行う「雨利写真館」を訪れる。 |
東福寺キヨ |
東大阪の祖母。クイズ好き、一筋縄ではいかない変人。 |
[雨利写真館]の人々 |
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永坂夢子 |
巣鴨地蔵通商店街で遺影専門の「雨利(あまり)写真館」を営む。
終活コーディネーター。
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雨利 |
30代半ば過ぎの優秀なプロのカメラマン。 |
道頓堀 |
20代半ばのカメラマン見習い。関東の浦和出身なのに、名前が“道頓堀”。妙な関西弁を使う。 |
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高井伸雄(のぶお) |
黒子ハナの客であり、ハナは25歳から4年間付き合っていた。
3ヶ月前ハナはプロポーズされたが・・。
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<第二話> |
十二年目の家族写真 |
雨利写真館の人々 |
第一話の<雨利写真館>の人々に、黒子ハナが加わる。 |
橋川功一郎
息子 裕二
孫 快斗
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家族写真を依頼してきた客。
・橋川 78歳、在職時の職業は小学校の校長。
・裕二 妻は12年前に5階のベランダから転落死。
・快斗 12年前奇妙な絵を描いている。親との折り合い悪く、今は大学進学のため家を出て帰ってこない。
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<第三話> |
三つ目の遺品 |
瀬尾今日子 |
25年前に撮られた遺影写真の娘。
父親は幼いとき離婚。母親は去年他界。父親に会いたがっている。
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<第四話> |
二枚目の遺影 |
大江保昌(やすまさ)
妻 美代子
息子 篤(あつし)
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末期がんの宣告を受け、余命半年を告げられたリミットを超えたばかりの車椅子の夫、51歳。
・妻の美代子 小石川の自宅に住む。篤のこと、好きにの立場。
・息子の篤 保昌から女装を反対され、家を出て新宿の店で働く。
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玲香(れいか) |
大江保昌と遺影撮影に訪れた20歳前後の、一見モデルかと見まがうほどのスタイルの持ち主。 |