[児童養護施設の人々] |
「あしたの家」 90人の子供が住んでいる。 |
三田村慎平
<慎平ちゃん>
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10月という半端な時期にひとりぽつんと着任、26才。元営業マン。何でも思ったまま口にする若者。慎平にとって和泉は錨。 |
和泉和恵
<いずみちゃん>
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三田村慎平の指導役、慎平より1つか2つ年上。子供たちから慕われている。「あしたの家」に就職したのは25才の頃。
和泉にとって猪俣は羅針盤。
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猪俣吉行
<イノっち>
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40がらみの痩せすぎの男性職員。陰気な様子だが、ああ見えて意外とフレンドリー、10年のベテラン。 |
福原政子 |
施設長。ふくよかな年輩女性。厳しいこと言うのは不得手。 |
梨田克彦 |
副施設長。規則重視で厳しい。 |
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谷村奏子(かなこ)
<カナ>
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高校二年生、小柄でやせっぽち。聞き分けのいい子の女子代表。
小3の時施設に。母子家庭で母親の児童放棄。
慎平ちゃんの着任動機挨拶について怒る。
・母親はホステス勤め。恋人に入れあげて生活荒れ。
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平田久志
<ヒサ>
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猪俣の受け持ちの、問題のない子の男子代表。高校二年生。カナより1年先輩。カナとよく話し合っている。
幼い頃に両親の暴力で強制保護された。誰も頼れない、自分で考えるしかない。
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坂上杏里(あんり)
<杏里>
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谷村奏子と同室。門限破りの常習犯。ヒステリーを起こす。
施設出身のこと、高校では隠している。
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真山欣司(まやま・きんじ) |
児童福祉連盟が運営する正規の退所後支援施設 “サロン・ド・日だまり”の常駐職員。 |
度会一(わたらい・はじめ) |
施設出身者で“日だまり”によく遊びに来る。和泉の高校時代の同級生。 |