プロローグ |
2019年 |
河崎遙 |
派遣社員で大手企業の受付。趣味は音楽。健太と付き合って4年。
感化されたバンド“the noise of tide”の「凪に溺れる」のボーカル霧野十太が遙の誕生日に亡くなっていたことを知り、まずくなった健太との関係を・・・。
|
健太 |
4年制大学を卒業後横浜のメーカーに就職。遙との今が幸せと。 |
一章 |
2006年 |
大宮夏佳(なつか) |
東京生まれの夏佳は、父親の転勤族(銀行勤務)で田舎町に転校してきた中学3年生。夏季オリンピックの日本選手に憧れ、水泳に注力中。 |
関秋穂 |
夏佳と同じクラス、沢山の友達を持つ元気いっぱいの子。
夏佳と一番の仲良し。
|
霧野十太(じゅつた) |
夏佳と同じ転校組で、東京の子。クラスの挨拶でバンドを組んでくれる人がいたら教えてくださいと。 |
二章 |
2009年 |
小崎聖来(せいら) |
“死にたい”と思っている高校三年生。自分は愛されていたい、でも、どれだけ愛されても満たされない。ぎりぎりの友達と言えるのは関秋穂ぐらい。早川と付き合っているが、十太に興味を持ち近づき、早川は「何で俺じゃだめなんだよ」と。 |
霧野十太(じゅつた) |
バンドの仲間に「一緒にやれない」ともめる。 |
三章 |
2015年 |
石田正博(まさひろ) |
大学4年生、休学中。大学2年の時ハンドを組み、もう4年。バンド“the noise
of tide”でのギター担当で、金銭管理管轄。 |
金木梓(あずさ) |
ベース担当。大学3年生、休学中。 |
原田弘毅(ひろき) |
ドラム担当。バンドの賑やかし担当。専門学校卒業しフリーター。 |
霧野十太(じゅつた) |
歌とギターのフロントマン。歳は正博の一つ上。 |
小崎聖来(せいら) |
十太とともに東京に。十太の彼女。 |
輝樹(てるき) |
正博の先輩、同じ研究室所属の修士2年生。正博に研究の手伝いを頼む。“寮楽祭”でのバンド演奏を頼まれたと。 |
四章 |
2018年 |
北沢 |
音楽業界に飛び込んで20年以上。その昔、三人でバンドを組むも、久太が加奈との間に子供を作った時点で何かが崩れ、すべてが終わった。 |
霧野久太 |
十太の父親。北沢と組んだバンドのボーカル。赤いギターを弾く。
10年を超える月日が流れ、若年性の病で久太は死んだ。
|
吉田加奈 |
北沢ら三人で組んだバンドのドラム担当。同じ学校。 |
五章 |
2019年 |
相葉光莉(ひかり) |
出版社勤務2年で辞め、フリーター3年、28歳。
元の出版社の受付には河崎遙がいる。
|
大宮夏佳(なつか) |
28歳の水泳選手。東京オリンピック出場やメダル獲得が期待されている。自然な流れで婚約。 |
秋穂 |
夏佳の中学高時代の同級生。バイト先の花屋に雇ってもらう。
霧野君とは高校も一緒。
|
石田正博
妻 梓
|
バンド“the noise of tide”の解散後バンド諦め就職。
・梓 正博と結婚、妊娠中。
|
加奈 |
十太の母親。 |