<四人の幼馴染み> |
中学生の時代、科学館(図書棟とプラネタリウム棟が合わさった施設)に集まり宇宙を夢みる仲間だったが、進む道は時が経て変わっていった。 |
倉木理奈 |
宇宙が大好きだった理奈は大学院に在学。夢を追い求めて進んできたが、気づくと立ち止まっている自分。祐人とは正反対の自分、祐人と仲直りが出来るのか。自分の気持ちに真っ直ぐ。 |
神庭祐人
(かんば・ゆうと)
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大学卒業後、この町に戻ってきて町役場で働く。変なところ真面目。宇宙を夢見ていたが、高校に進むとき夢を諦めた。付き合っていた理奈とも疎遠に。戻って来て理奈とも会ってなかったが・・・・。
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真鍋春樹 |
大学を出て実家の「真鍋電気店」で働いている。 |
三島薫 |
去年から館長のいる科学館で学芸員。外向けの愛想の良さ、人と打ち解けるのが早く、かしましい女性。薫は、夜の遅い時間、館長がフェンスを何度も蹴っていたことを目撃、何を悩んでいるのだろうと。春樹としょっちゅう小競り合い。
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館長 |
館長は昔人工衛星の「よあけ」ノプロジェクトに関わる仕事をしていた。館長が亡くなり、科学館は八月の末に閉館となることに。 |
乃々さん |
館長の奥さん。館長と乃々さん、細川さんは幼馴染みだった。 |
直哉(なおや) |
館長の孫にあたる。高校生。薫さんから学校に忍び込んで校庭にふたつのWマークの落書き作業を手伝わされ、騒動になる。 |
河村 |
直哉のクラスメイト。あまり人と話すのが得意じゃないみたいで、クラスで浮いているWマークの落書きの犯人にされたことを機に直哉と口を利くように。カメラをしょっちゅうさげている。 |
田上亜希子 |
河村と同じクラス。 |
細川正 |
中学時代の祐人たちの物理の先生。口癖は「一つの計算ミスが、一生のミスになる」。それには館長との確執があった。 |