このコーナーでは、みなさんから寄せられたベストの作品の感想を載せています。


【1999年1月〜4月までに見た作品の感想です】
   
井原さんの感想です

ER緊急救命室4

 待望のシーズン4。今回は随分「ドラマ」的要素が多く、ストーリー性が出てきた。でも面白い事に変わりはなく、リアリティいっぱいで楽しんでいます。



「大地震」


 最近WOWOWで放送されたので、高画質で見る事ができました。70年代のパニック映画の典型ですが、ロスの街作りがすごくリアル(実在する建物がちゃんと模型で作ってある)なのが嬉しかった。



「コップランド」

 スタローンってやっぱり1作品に一回は「アクション」しないと気が済まないんですね(笑)



「永遠の詩」


 最近、改めて見直ししました。「LED ZEPPELIN」はすごい!この映画(1973年撮影)の22年後のライブを見ても、テンション下がっていません。ジミーとロバートにはジイさんになってもロックしていて欲しい!そう思います。



「戦国自衛隊」

 これも最近WOWOWで放送された懐かしい映画です。設定は凄まじいものがありますが、日本映画の中でのベスト3に入る(自分的にね)作品です。





   
あべべの感想です

「パッチ・アダムス」

 とにかく泣いてしまいました。でも、ただの泣ける映画ではないと思います。たくさんの重いメッセージが詰まっていると思うのです。お医者さんの考え方が基本的にはみんな、パッチのようであって欲しいです。と、同時に お医者さんではない普通の私でも 少しは、何か出来るのかな・・・と、考えさせられました。「笑うこと」って 本当に大事ですね。実在のパッチ・アダムスは、現在も病院の設立を目指しているそうです。世界中の病院に少しでも笑いが広まればいいですね。



「セントラル・ステーション」

 最後は希望が持てる心温まる映画でした。舞台は、ブラジル。と、言っても有名なリオのカーニバルや陽気な人々の笑顔は、全く見られません。ブラジルの底辺で生きている人々の話です。映画を見始めて最初は、絶望的な気分になりました。なぜなら、主人公ドーラを演じるフェルナンダ・モンテネグロという女優のやつれてシワだらけの顔にびっくりし、更に、手紙の代筆業を営む彼女は、良心のかけらもない。頼まれた手紙を出すどころか 家に帰って読み返し、散々、悪態をついて捨ててしまうのです。あげく、お母さんが目の前で車にひかれて死んでしまった独りぼっちのジョズエを売り飛ばす。ひどい、ひどい・・・・・。と、思いながら いつのまにか引き込まれ、後半は、二人とともに一緒に旅をしているようでした。ののしりながらも ジョズエがだんだん可愛くなってくるドーラの気持ちも とてもよく分かりました。ジョズエのおかげで ドーラも生きる希望を見出せたでしょう。二人が離れ離れになっても 友情は、残ると思います。最後、ドーラの顔は、とてもきれいでした



「ウェディング・シンガー」

 単純なストーリーだけど、可愛い!映画もドリュー・バリモアも可愛いです。ロビー役のアダム・サンドラーという人は、私は、よく知らないけど 冴えない男ぶりがうまかったです。ドリュー・バリモアの婚約者もいるわけね〜だろっていう位、やなヤツなんだけど、それも又、良しでした。観終わった後は、とても幸せな気分です。「大好きな人と観ると幸せになれる」というジンクスも信じたくなってしまう映画です。私は、女の子と観に行ったけど・・・・。


「メリーに首ったけ!」

 笑える 笑える お下劣コメディでした。なんで?って思えるほど、本当にメリーに皆、首ったけでした。ここまで、やるかって言うくらい メリーに首ったけの連中は、下品だし、ストーカーだし、最悪だけど でもちっとも嫌じゃない。テッド役のベン・ステイラーという人『リアリティ・バイツ』の監督だとは、全然知りませんでした。でも、さすがは、コメディアンです。とにかく 笑えてスカッとする気持ちのいい映画でした。キャメロン・ディアスは、今迄あまり可愛いと思わなかったけど 私も好きになりました。



「エバー・アフター」

 可愛いついでに ドリュー・バリモアでもう一本です。私たちが 親しんでいる普通のシンデレラより はるかに強くて意志があって良かったです。法なんて出てきませんし、カボチャの馬車もなかったです。王子様がちょっと自分勝手過ぎるようだったけど 出来過ぎの王子様もちょっと気持ち悪い。シンデレラだって 子供の頃は、思わなかったけど 継母なんだから もっと反抗すればいいのに・・と、映画の強いシンデレラ、ドリュー・バリモアを観て思いました。映画では、シンデレラの子孫が グリム兄弟に「本当は、違うのよ」と教えてあげていたけど。最後は、「皆で幸せに暮らしました」の方が少し、大人になった私には、すーっとしました。





   
たらの感想です。

「つきせぬ想い」

 不治の病に冒されているなんて思えないほど明るい少女を演じたアニタ・ユンに とても好感が持てました。彼女は、香港のメグ・ライアンと言いたくなるようなキュートな女性ですね。それに比べて、やたら暗い男を演じたラウ・チンワン・・この明暗のギャップが物語を面白くしてくれました。最後は、切なくなるけれど 悲しい気持ちだけが残らなかったのは、天真爛漫なミンが印象的だったからでしょう。「死ぬ事を思えば困難な事なんてない」というミンがキットに遺した言葉、本当にそうだって、考えさせられました。



「ガタカ」

 面白かったです!赤ちゃんが生まれる前に遺伝子を調べるだけで 寿命やこれから発病するであろう病気まで分かってしまうという恐ろしい未来・・・こんなことが 思い付くだけでも凄いと、思ったら、実は、現実の世界でも こういった研究は、進んでいるんですね。遺伝子によって 個人の一生がランク付けされてしまった為に契約を結んだイーサン・ホークとジュード・ロウの奇妙な生活に集中していて、愛の儀式からから生まれた兄には、優秀な遺伝子を配合して作られた弟がいたことを、すっかり忘れていましたので この兄弟の展開は、読めませんでした。SFにサスペンスを絡めたようなこの作品、そして時折、襲ってくるドキドキ感、とても楽しめました。
 冒頭の鉄板がガ〜ン、ガ〜ンと落ちてくるシーン、何が落ちてきてるのかと思ったら、あれは、爪だったんですね・・・。



「ラッシュアワー」

 




「ボクらはいつも恋してる!」

 




「ゴッドギャンブラー&ゴッドギャンブラー完結編」

 面白かったです。“賭神”つまり、賭け事の神様と呼ばれる程の腕を持つギャンブラーの事ですが、なにせその賭神コウ・チャンを演じるチョウ・ユンファがカッコイイです!!コウ・チャンが勝負するシーンでは、しびれます。なぜか、勝負の時には、緑色の指輪をし、チョコレートを口に入れる・・・。その理由が明らかになるという『ゴッドギャンブラー賭神伝説』が早く観たい!(近くのレンタルショップにはないんです)





   
田口くんの感想です

「スター・ウォーズ/特別編」

「スター・ウォーズ帝国の逆襲/特別編」

「スター・ウォーズジェダイの復讐/特別編」

 今さらってかんじですが今年はじめてまともにスターウォーズを観ました。特別版の方です。ライトセイバーほしいッ!!ジェダイの復讐はとてもおもしろいですね。たらさんも好きなんだよね?(たら「はい!大好きです!!」)エピソード1、楽しみですね(キャスティングもなかなか)!



「シン・レッド・ライン」

 おもしろかったって分けではないけど入れときます!!なぜなら今年にはいってからぜんぜん映画観てないから........。



「ユー・ガット・メール」

 たらさんがたしかおもしろいと言ってたので観にいきました。お店を潰された怒りとはあんなものなのか?





   
鈴木さんの感想です。

「パッチ・アダムス」

 余韻を楽しめた映画でした。マット・デイモンと共演した「グッドウィル・ハンティング」も 医者の役でしたが、今回は前回以上にはまり役だったように思います。自分の夢の実現のために、ひたむきに真面目に自分を信じてつき進んで行く主人公にみんな惹かれてゆきます。人間には個人個人、人生のテーマがあると思いますが、自分にとってのテーマは何かと問い掛けられた感じがしました。感動しました。



「ユー・ガット・メール」

 メグ・ライアンがかわいい!トム・ハンクスがオヤジぽかったので、なおさらメグ・ライアンのかわいらしさが引き立ってたなー。りんもーなんて、メグ・ライアンがラストシーンの時に着ていたワンピースが欲しくて、とうとう似たようなのを買っちゃいました。ちょうどこの頃、りんもーもメールを始めたので、感慨ひとしおです。ストーリーもほのぼのハッピーエンドで幸せ一杯ですね!羨ましい!!



「エネミー・オブ・アメリカ」

 弁護士ものとしては、謎解きがあまりなかったので少しがっかり。前に観た「依頼人」のほうが好きなタイプでした。(でもこれはテーマが違うから比較できないかも・・)しかし、テンポもいいし、楽しかったです。ウィル・スミスはかっこよかった!



「ブエノスアイレス」


 シャオさんのおすすめ(!)で観せて頂きましたが、「愛とは何か?」考えました。でもやはり男同士ではなく、女にも目を向けてほしい、そう思いました。レスリーの体当たりの演技にはひきつけられましたし、人気がある訳がわかりました。演技なのか本当なのか、分からなくなるところかなぁ。年齢もいくつかはぱっと見にはよくわからないし・・。スターはそういうところがあるから、スターなんですよね!(決してスターにしきのではありません)常盤貴子との共演の次回作も興味深々です。



「花のお江戸のつりバカ日誌」


 ご存知「浜ちゃん」「すーさん」コンビですが、浜ちゃんのご先祖のお話で黒木瞳やのりピーも出演しちゃって豪華メンバーです。ゲラゲラ笑ってあっという間に終わってしまいました。





   
副田さんの感想です

「我が命つきるとも」

 現代で言うところの政府権力に立ち向かう一人の男の物語です。とにかく内容が単純明快にして奥が深い。一度見れば主人公のトマスモアにハマる事間違いなし! 



「いまを生きる」

 やっぱりロビンの作品を上位に持ってきてしまいました。若者の今を説き、親身になって悩みを聞いてあげる先生がまた素敵です。



「フェイク」

 最近みたアル・パチーノのものの中では、一番出来が良いですね。哀愁漂うこのキャラクターが最期に言ったセリフには、とてもジーンと来るものがあります。現実には悪者なのに・・ね(^^;



「カリフォルニア」

 もう二回くらい見ている作品なのですが、とにかく映画の中のそれぞれのキャラクターの個性がぶつかり合う感じの映画で、全員が全員、良い味を出していました。不思議少女ジュリエット・ルイスは特に・・(^^; 



「目撃」

 映画自体をみると少し雑な作りをしているのですけど、罪を犯しているのが被害者の夫の親友であり、大統領でもあるという設定が面白いです。結構人間くささが出ている映画で、後からジワジワっと面白さが出てくる映画だと思います。





   
横山さんの感想です

「バスケットボール・ダイアリーズ」

 アメリカで起きた高校生乱射事件。これの原因にもなったといわれている映画がこれです。その事を聞いて、ぜひこれが見たくなって見たというわけです。でも実際に見てみるとディカプリオの演技のうまさにオドロキました。これを見た後に「ギルバート・グレイプ」を見たんですけど、これもやっぱりうまかった。 ディカプリオは嫌いなんですけどこの作品は別。感動しました。特にお母さんとの会話の シーンは泣けました。なんで今までこれを見なかったんだろうと思いました。 問題のトレンチコートを着て散弾銃を乱射するシーンを見たけど、正直「カッコイイ!」と 思った。そんな気持ちを持ったらいけないんだけど、そう思わせてしまうぐらいディカプリオの演技がうまいんだと思います。「ギルバート・グレイプ」でも主役のジョニー・デップを喰っていました。あらためてディカプリオの演技のうまさを実感しました。



「ユー・ガット・メール」

 「恋人たちの予感」「めぐり逢えたら」のノーラ・エフロンの脚本。この二作品を見て以来ノーラ・エフロンのファンになってしまったので見に行ったというわけです。他の恋愛映画と違ってなんかほっとするんですよね。分かりきった内容なのに見終わったあとは「良かった、良かった」って感じで。メグ・ライアンとトム・ハンクスはこの映画で3回目の共演になるわけですけど、やっぱり二人の息はぴったりって感じでした。 メグ・ライアンはいつまでたってもキュートだなぁと思いました。すごくかわいかったです。音楽も良かったし、内容も申し分ない映画でした。


「デンバーに死す時」

 僕は大のスティーブ・ブシェーミのファンなので、この映画にブシェーミが出ているということだったので見てみました。ただ単にブシェーミが見たかったから見た・・ということです。 ブシェーミが出てくるまで今か今かと待っていて、出てきたときはもう鳥肌が立ちました。 無口な殺し屋の役だったんだけど見事にハマってた!なんか出てくるだけでもいい!って感じでした。でも実際この映画はおもしろい。豪華キャストっていうのもあるけどとにかくおもしろかった。実はこの映画の中で出てくるシーンで、手と手を合わせてあいさつをするシーンがあるんだけど、なんかこれがかっこいいから友達の間で真似をしてます。



「CUBE」

これは話題になってたから見たんだけど、すごくおもしろい!とまではいかないけど人間の本性というものをうまく出してるなぁと思いました。追い込まれると人間って怖いなぁとかいい人間がどうして・・ってかんじでした。ただ一体どうやってあの中に入ったのかとかを明確にしてほしかった。あとビデオに抱き合わせで入ってたエレベーターの話もおもしろかった。 個人的にはこっちのほうが好きだったりする。短い時間で恐怖というものをうまく出していたから、この監督はすごいと思いました。



「エネミー・オブ・アメリカ」

アメリカのハイテクを使えば簡単に人間のプライバシーなんて破られるんだなとこの映画を見て思いました。いつ・どこで・何をしていたかを 他人に知られるのはイヤですよねぇ。いつも芸能人とかのスキャンダルを見て騒いでるけど、実際自分が同じ目に合ったらこれほどイヤなことはないですね。それとこの映画にはなんとガブリエル・バーンが出ていたのだ! 知らなかったからすごくビックリしました。しかもジーン・ハックマンもなかなか出てこないし。ほんとに出演してるのかなぁと思うほどでした。やっぱりジェリー・ブラッカイマーはやるなぁと実感しました。 これから目が離せないです。





   
てるっちさんの感想です

「ダーク・シティ」

 最初からの意外な展開の連続もとてもよかったし、音楽もとてもかっちょよかったです。サントラ買いました。



「アベンジャーズ」

 ショーンコネリーがかっこよかった。テンポもよく、クライマックスの戦いがとてもよかった。


「パーフェクト・サークル 戦場の子供達」

 すごくいい作品でした。一人の男と二人の子供の交流がよくえがかれていたとおもいます。



「ルディ 涙のウイニングラン」

 一人の青年が夢をかなえるために一生懸命がんばって勉強するのがよく伝わってきました。音楽もよかったです。



「妖獣都市-香港魔界編-」

制作が「チャイニーズ・ゴーストストーリー」のツイ・ハークだけあって、アクションシーンがかっこよかったです。なんでやねん!といいたくなる演出もおもしろかった。





   
上田さんの感想です

「シン・レッド・ライン」

自然と人間と戦争の対比が良く描けてると思います。それぞれのシーンにすごく時間をかけて、こってつくってあり、そのへんにこだわりが感じられて気に入りました。



「スイート・ヒァ・アフター」

 自分の好きな田舎のゆったりとした作品で、それぞれの家族への思いが、感動的でした。「ハーメルンの笛吹き」とストーリーをだぶらせたりしてるところも、おもしろい。


「アンダー・グラウンド」

  一風変わった戦争ものでしたが、とてもおもしろかった。最後のセリフは 印象的でした。



「ラリー・フリント」

彼の信念を貫きとおす力や意志、それに彼の奥さんを思う気持ちには感動し、尊敬すらしました。どんなことであれ、己を貫けることはすごいと感じました。



「ガタカ」

  内容はまぁそれなりですが、ジュード・ロウと、彼の役がよかった。





   
ゲンさんの感想です

「シーナ」

 アフリカの密林で育った白人女性のシーナと動物たちが山を守るために闘う「シーナ」は、幅広い層の人が楽しめる作品だと思います。強くたくましく野性的なシーナも恋をする素敵な女性でした。ラストシーンが悲しすぎる。



「タービュランス乱気流」

 飛行機の中でスチュワーデスが、護送中の犯罪者と闘いながら、殺されてしまった機長の代わりに、コクピットに入り自ら操縦して着陸するまでの話しですが、スリル満点の大作でした。自動操縦とはいえ、あのスッチーは凄い根性のある女でした。実際に自動操縦で着陸が出来るのか疑問だったので、先日JTAの機長に聞いてきました。設備の整っている空港ならば出来るそうです。だったらやってみたいな〜なんて思っちゃいました。


「太陽を盗んだ男」

 20年ほど前の邦画ですが、沢田研二が東海村からプルトニウムを盗んで原爆を作るというドデカイ話しです。ジュリーが魅力のすべてを披露してるので、年に1回は見たくなります。





   
山崎さんの感想です

「ロザンナのために」

ラストが爽快な映画でした。




「アルマゲドン」

不覚にも涙が滝のように流れました。
      


「スペイン風の庭」

不思議なほのぼの感が良かったです




「美容師と野獣 -大統領は私のダーリン-」

なんともおかしな映画です(笑)




「HANA−BI」

北野ワールド最高です!






   
土田さんの感想です

「CATS」

 以前、私がニューヨークのブロードウェイで初めて「CATS」を観た時は、時差ボケとストーリーがイマイチ良く判らないために、有名な挿入歌「メモリー」が歌われる度に目が覚める(!)というテイタラクでした。(^_^;)
 今回のこのビデオは、ロンドンのオリジナル・スタッフによる舞台上映劇を、観客なしでビデオ映像専用に撮ったもので、スーパー・インポーズも挿入されています。おそらくこれは、外国のミュージカルを鑑賞するには最も適した映像形式といえるのではないかと思います。マニアの間では、これがDVDとして発売される、されないで、大いに盛り上がっているということです。
 飼い猫になることを拒否している「ジェリクル族」の猫達が年に一回集まって、「永遠の命を与えられる猫」を長老猫に選んでもらうことになっています。それに選ばれたい猫達は、それぞれ自分の境遇などを歌や躍りで披露していく、というのが大筋ですが、最低限、このストーリーを頭に入れてから観賞することをお薦めします。
 最高の技術に裏付けされた歌や踊りなどが、クローズアップも含めて縦横無尽のカメラワークで映し出される映像を観賞するのは、まさに快感。ミュージカル好きにはコタエられないでしょうね。
 グリザベラという老娼婦猫(!)が華やかだった昔を偲んで歌い上げる「メモリー」は、涙なくしては観られません、聴けません。(T_T)(ビデオ)



「ジョー・ブラックをよろしく」

 「死神」(ジョー・ブラック=ブラッド・ピット)がこの映画の中心的存在ですが、それらしいオドロオドロしさは全く無く、むしろ心温まるファンタジーという感じです。
 監督・製作は、『ビバリーヒルズ・コップ』、『ミッドナイトラン』、『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』のマーティン・ブレスト。
 「死神」と大富豪の社長(アンソニー・ホプキンス)との取り引き、「死神」と社長の娘との恋、会社つぶしの陰謀などがからんで、3時間という長尺でありながら全く退屈させられることはありません。結末が途中で判ってしまうストーリーの甘さはありますが、これは見たものを幸せな気持ちにしてくれる素晴らしいおとぎ話なのです。
 ただひとつ気になった点があります。全く世間知らずのジョーが、会社つぶし阻止のあっと驚くような切り札を突然出すところ・・・、うーん、これは不自然。
 ホプキンスの相変わらずの重厚感溢れる演技もさることながら、ブラピが難しい役を本当に巧く演じています。ブラピ、カッコ良過ぎだぞ!(劇場)



「ロレンツォのオイル」

 これはスーパーマンとスーパーウーマンのお話です。
 発病後2年以内に確実に死に至る難病の「副腎白質ジストロフィー」にかかった息子(ロレンツォ)を、医学知識の全く無い夫婦が、超絶的努力によってその病気の薬を自ら作り出してしまうという、殆ど信じられない、しかし「実際の話」を描いた映画です。発病当時小学生だったロレンツォは、現在は機能回復の訓練はしているものの、立派に成人しているとのこと。その薬の名が「ロレンツォのオイル」で、今なお世界中で使われています。
 この映画は、「自分の子供の命を救うために、親はどこまで努力ができるか」、「死と隣り合せで苦痛で苦しんでいる患者の延命行為は、正しいか」、「ある医療行為について、統計的数値による医学的根拠の立証まで、それを施(ほどこ)さないことは正しいか」、「医師は、患者の親族の真意を完全に理解することはできるか」など、多くの問題を投げ掛けていると思います。そして製作者はその答えも暗示しています。
 映画としても、夫婦の凄まじい超人的努力と、演ずるニック・ノルティとスーザン・サランドンの迫真の演技と相まって、最後まで圧倒されてしまう一級の作りになっています。ロレンツォ役のザック・オマリー・グリーンバーグも幼いながらも驚くべき演技力で、泣かされます。  子を持つ親はもちろんのこと、世の全ての医師に是非見てもらいたい映画です。(ビデオ)



「仮面の男」

 これはフランス中世のヒーロー、四銃士の後日談を描いたもので、主人公はこの四銃士。決して双子の王を演じるレオナルド・ディカプリオが主人公ではありません。デュマの原作「鉄仮面」を大胆に脚色したものですが、第一級のエンターテインメントに仕上がっていると思います。
 悪政で庶民を苦しめる若きルイ14世の替わりに、双子の弟であるフィリップを王に立てようと企てる、今は年老いた四銃士のうちの3人。四銃士の残りの一人、ルイに忠誠なダルタニアンがそれを阻止せんとするのですが・・・。
 132分の長尺物なのですが、極めて判りやすいストーリーで終始テンポよく物語が展開するので、飽きることは全くありません。
 四銃士のそれぞれ異る人物像が明確に描かれており、それらを演ずるオスカー級の名優達、ガブリエル・バーン、ジョン・マルコビッチ、ジェレミー・アイアンズ、ジェラール・ドパルデューの力演が大きく物を言っています。特にここでもジョン・マルコビッチが非運な役柄を迫真的な演技で演じていて、最高です(かなり身びいきかも・・・)。まあ、ジェラール・ドパルデューの汚い尻は見たくはなかったですがね・・・。
 終盤明かされるある事実は途中で読めてしまうのですが、ああいう展開で父と子(母と子ではなくて)が絡むと泣けてしまうのですよね。伏線もうまく活きていましたし・・・。
 とにかくこれぞ映画!という大活劇で、こういうものはやはり映画館で見るべきでした。
 ディカプリオ、デカ頭・・・。(ビデオ)



「隣人は静かに笑う」

 「隣人は静かに笑う」・・・。うーん、いい邦題ですね。このタイトルがこの映画のすべてを物語っています(ネタバレかな?)。
 善良そうに見えていた隣人が実は恐ろしい人間だった、というのは映画としては山ほどあるテーマ。でもこの映画は、ラストがかなり衝撃的という話を聞いて、ビデオを待たずに劇場に出かけることにしました。
 大学教授の主人公(ジェフ・ブリッジス)が事故で負傷した少年を救ったことから、向かいに越してきた家族と親しくなります。ところが最初はごく普通に見えていたその家族と付き合っているうちに、その家の主人が偽名を使うなど、不審な点に気づき始めます。やがて主人公が知った、隣人の恐ろしい正体とは・・・?
 そしてかのラスト・・・。なるほど、そう来るのですか。やられました・・・。
 ティム・ロビンス扮する隣人が怪しいというのは最初から判っているわけですが、最後にあのようなヒネリがあるとは・・・。中盤以降の、家族の正体がじわじわと解き明かされていく過程もスリル満点。更にアメリカなら実際にあり得るであろう結末には、背筋が凍る思いがします。
 やや気になったところは、冒頭のシーンがショッキングな割には、それが後で活かされていなかったこと。
 ジェフ・ブリッジス(「恋のゆくえ」、「ブローン・アウェイ」など)が素晴らしい演技をしています。特に終盤、形相がそれまでと全く変わってしまうところがスゴイ!また、抑えた演技のティムもいいのですが、その妻役で、笑顔の裏に隠された恐ろしい女を演じたジョーン・キューザックも素晴らしい。
 刺激が不足していると思われている方に、是非お薦めします。(^_^)(劇場)





   
磯江さんの感想です

「ラブ・アンド・ウォー」

 ヘミングウェイの若き“純情”に多少のあこがれを感じたからであろうか・・・、彼と恋に落ちたアグネスが、自分の人生を犠牲にしてまで得たモノは一体何であったのか?自分の気持ちで精一杯だった彼はやはり、最期まで自分本位だったというのに。しかし、気になるストーリーなのだ。これが“恋”の原形だからでだろうか。。。



「モンタナの風に抱かれて」

 ロバートレッドフォードの俳優魂にはチョ〜感動した。もしかして、彼は本物のホースウィスパラーか?(*0*)


「グッド・ナイト・ムーン」

 スーザン・サランドンの迫真に迫る演技のため、スクリーンに釘付けでした。どこを取ってもすっすごい。(**)



「ジョーブラックをよろしく」

 ブラッド・ピットのファンにとってはオイシイ映画だ。でも、私が観ていたのは相手役のクレア・フォラーニだった。上品で美しく、カワユイ(@^^@)



「ユー・ガット・メール」

 『ワタシもぉ、カイシャァにチュカレましたぁ〜』メグ・ライアンの愛らしさが全般に散りばめられた内容に心もホロロ(#^^#)。私も、あのチョコチョコ走りを真似してみようかなぁ。。。





   
中井さんの感想です

「12モンキーズ」

 21世紀になると、ひょっとすると可能になるかもしれないタイムトラベル。人間が過去と未来を自由に行き来する名作は、”バック・トゥ・ザ・フューチャー”を始めとして色々あるが、この作品もそれに加えるべきである。時空を縦横無尽に駆け巡り、ブラックユーモアで締めくくっていた”バンデットQ””未来世紀ブラジル”のギリアム監督作品とは少し違うような気がする。映像感覚は確かにギリアム監督のものであるが、これは間違いなくシリアスなSFである。この類の物語につきものであるタイムパラドックスへの周到な計算もされており、主人公コールの運命的なラストシーンへの伏線を、短いカット割りを差し込むことにより、観る者をぐっと引き付けることに成功していると想う。そして、ヒッチコックへのオマージュを奉げながらラストシーンへ向かうのであるが、それは、シュールでやりきれなく、そして悲しくて厭世的であるにもかかわらず、感動的ですらある。ミスマッチな”WHAT A WONDERFUL WORLD”も効果的である。





   
石見さんの感想です

「メリーに首ったけ」

 評判通りの下品な作品[キャメロンの“これヘア・ジェル(クリームって言ってたっけ?)”って言って髪に付けるシーンだけはいただけなかったけど,まぁ後はOKとしましょう・・・.それにしてもどうやるとソーセージとマメ(笑)をあんな風にチャックに挟めたのかが今でも不思議・・・.これに関しては女性には分からない痛みでしょう・・・(笑)]でしたが,久々に涙を流して笑えた(犬絡みの所は最高!!)ので1位です.
 オススメ出来る作品と言っても付き合いの短いカップルが観に行くのは辛いかな?って思いましたけどね.私が友人(男)と観た時は女性の方が凄く笑って受けが良かった様ですが,女性の方で “下ネタ全然OK”って言う方は結構多いのでしょうか・・・?ちなみに私は全然OKです(笑).
 出演していた俳優さんに関しては,“キャメロン・ディア”さんはやっぱりかわいいかったですね(ほぼノーブラって事でついつい胸に目が行ってしまいました・・バカ).今回はセクシーさで勝負って感じの作品でしたので,次回作のスレーターさんとの共演の「Very Bad Things」に期待したいです.後は“マット・ディロン”さん(ヒゲでイメージが随分違っていましたね),“ベン・スティラー”さんも良かったです.



「ジョー・ブラックをよろしく」

 「死神が人間に恋をしてしまうって感じの映画と聞いて「シティ・オブ・エンジェル」の類似品?なのかと思い,更に3時間1分と言う上映時間の長さが気になって上映終了間近になってやっと観に行った訳なんですが,終わった時に“あっ,この映画は3時間って時間が絶対に必要な映画なんだ”って思いました.非常にゆっくりとしたテンポの映画で個人的には凄く気に入りました. (ブラピの前作「セブン・イヤー〜」なんかの数百倍はイイと思います(笑))てっきり恋愛話が中心と思っていたのですが,人間の生死の事柄についての方が中心でそれに恋愛が加わるって感じも良かったです.オススメ出来る作品だと思います.更に機会があれば「シティ・オブ・エンジェル」と観比べるってもいかがでしょうか?「シティ〜」は天使と人間の恋愛話ですが,個人的には内容はイマイチだと思いましたね.でも観比べてみると面白いと思いますョ.

 さて,出演していた俳優さんの方は,主演の“ブラッド・ピット”さんも良かったのですが,一番良かったと思う“アンソニー・ホプキンス”さんの事から書きましようか・・・.ナイトの称号を受けたアカデミー主演男優賞者はひと味もふた味も違うって感じで,(笑)個人的には凄く良かったと思いました.最後のシーンで“去りがたいな”と言うアンソニーさんに“それが"生(せい)だ”と言うブラピ,そしてブラピと共にあの世に旅立つのですが,思わず涙しましたネ.凄く印象に残っています(でも一つ文句があるんです.このシーンの後すぐにブラピが戻ってきて好きになった女性とキスして映画が終わるって感じなんですが,個人的にはこのシーンだけは余計だと思っちゃいましたネ.静かにこの世から去って終わりにして欲しかったですネ・・・).この方は「マスク・オブ・ゾロ」なんかのアクション物よりも,今回の様な作品の方が演技とか絶対にイイですね.ますます好きになったんですが,最近,俳優業から引退するとマジでおっしゃってるらしいので,引退しないで!!って感じです.

 主役の“ブラッド・ピット”さんの事も書きますね.1年振りの作品ですし,何かと“レオナルド・ディカプリオ”さんと比べられる彼ですが,大人の演技(一部コメディーぽい所もあるのですが,それも良かったです)って感じで良かったですね.それにしても死神なんて奇妙な役を引き受けたものです・・・.熱心なファンの人にとっては1年もブラピを観られないのは辛いでしょうね.私もメチャFanって訳では無いのですが,もうちょっとマメに映画に登場して欲しいと思っ ています.次回作も頑張って欲しいものです・・・。

(余談)観てる時に突然思ったのですが,主人公がブラピじゃなくって,ミスター・ビーンの“ローワン・アトキンソン”さんだったらどんなコメディー映画!!になったでしょかね? 90分でパワー全開!?の爆笑映画になったと思うのですが・・・.う〜ん,企画してくれないかな・・・(笑).

(教訓)この映画を観て思った事は,どんな美女(男の人なら),美男子(女の人なら)を見たとしても,道路のど真ん中で振り返ってはいけないって事ですね(笑).この映画の中で道路のど真ん中で振り返ったばっかりにブラピは豪快に車に跳ね飛ばされてました(特撮でしょうがマジで驚きました.凄い跳ねられ方でした).私も毎朝の通勤とかで原チャ等を使用していますが,美女(美少女もOK)と犬に弱くって(笑),見とれて何度か対向車とかに跳ねられそうになってます.気を付けないとダメですね(笑).



「ガメラ3」

 (オマケで・・・).邦画は殆ど観ないし,更に邦画の特撮物(ウルトラマン,ゴジラetc・・・)は子供の頃から全然興味がなくって,観に行くつもりはなかったのですが,友人に“前田 愛”が出演してるョって言われて観に行きました.(結構昔から知っていてFanです.(笑))

 最初の方は,なんかヘボいなぁ〜と思っていたのですが,後半は良く出来ていて,全体的な評価も個人的には高くって面白かったです(特技監督,脚本がアニメを手がけた事のある方なので,アニメっぽくて観やすかったです)まぁ機会があればって感じでしょうか? それにしてもガメラってのは迷惑千万な生き物で,地球を守ってくれているらしいのですが,今回は渋谷&京都を壊滅させていました(ガメラって目的の為には手段も方法も選ばないタイプで,観ていて笑える程凄かっ たです).今回はガメラに両親を殺された“前田 愛”演じる女の子がガメラに対して復讐するっ て感じのストーリーでしたが,今回の映画では,渋谷では1万5千人が死亡したとの事で,これでガメラを憎む人が増えたのは確実でしょう(笑)今後ともシリーズが続く様なので,日本映画も頑張って欲しいですね.

 最近では世紀末映画が流行っていますが,日本の世紀末映画は“怪獣物”って事になるのでしょうか?「ガメラ3」では日テレが協賛していて,日テレのアナウンサー達(ほぼ全員登場!!)が,映画の中でガメラ襲来のニュースを大真面目に伝えていました.実際に起きたらこんな感じで放送するのか?と思いつつも,笑ってしまいましたネ・・・後,日本の特撮物の必需品?の自衛隊(あんまし役だっていなくって,後始末専門って感じでしたが・・・)ですが,全面協力って感じで驚きました.ここまで協力するなんて上層部の中に特撮物大好きな方いるのかしら?と思ったのですが,こちらも実際に怪獣が現れたら,ちゃんと退治しようと活動してくれるのでしょうかね・・・?(実は対怪獣戦の訓練してるなんて言ったら面白いが・・・)

 一応出演していた俳優さんの事も書きますね.ヒロインの“前田 愛”さんは演技が上手くって驚きました(妹の亜希さんもちょこっと出ていましたが,こっちはヘボかったです)Fanと言ってもテレビ,CMとかでちょこっと観ていて認識がある程度なので,ここまで出来るとは予想していませんでした.ただ今15歳?,今は高校生と聞きましたが,女優さんを目指しているらしいので,今後演技にどれくらいの幅が増すかが楽しみですネ.後は“手塚 とおる”さんて方が,ゲーム作家を演じていたのですが,結構不気味で私には好印象を残しています(笑)後は“中山 忍”さん,“藤谷 文子”さん,“山咲 千里”さん,“安藤 希”さん(この作品がデビュー作)と出演していた女性陣も頑張っていましたョ.



「スネーク・アイズ」

 黒幕が比較的早くに判明してしまったのが残念でした.



「ラッシュ・アワー」

 “ジャッキー・チェン”FAN(好きな俳優さんに書く忘れた・・・)の私にとっては今回の映画は物足りなかったです.



「ロスト・イン・スペース」

 後半になるとタイム・パラドックスの話になってしまい,なんだか良く話が分からないまま, 本来の目的である新惑星にも辿り着かないで終ったので・・・(part2とかやる気なのか?)って感じです.





   
ももさんの感想です

「L.A.コンフィデンシャル」

脚本に圧倒されました。胸を張って薦めます。




「トゥルーマン・ショー」

子供の頃、自分の考えていたことと、あまりに似ていたのでびっくり




「ER緊急救命室」

たまに見るとはまってしまう




「Xファイル・ザ・ムービー」

やっと解明された謎がすっきり。といいつつシーズン6にも期待






   
katsukoさんの感想です

「黙秘」

冒頭から迫真の演技 !チョット怖いステーブン・キングもの。物語はかなりヘビーです。(ビデオ)



「ジャッキー・ブラウン」

S・L・ジャクソンが悪役で出演。B級ブラックムービーのパム・グリア、他、あっ、と思うような出演陣。タランティーノ監督チョイスの音楽センスが光る映画。(ビデオ)       



「パーフェクト・カップル」

キャシー・ベイツが今年のアカデミー助演女優にノミネート。トラボルタの大統領役が実に決まっている。物語は中盤に中だるみがあってこれが残念!(劇場)



「ブルース・ブラザース2000」

ソウルミュージック好きにはたまらない映画。エリカ・バドゥの魔女は面白いよ。(ビデオ)



「オースティン・パワーズ」

おバカ映画の決定版? 60年代のビジュアルさには中年にも受けること請け合い !










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