1999.11.10.更新 やっぱり映画館だべさ'99


 1999年に観た映画 



は、たらによる作品の評価です。最高は、5つです。



   
1999/No.13 『シックス・センス』

 冒頭にブルース・ウィリスからのお願いされました。「このストーリーには、ある秘密があります。まだご覧になっていない方には、決して言わないで下さい」とスクリーンに文字が出ました。「はい、分かりました!」と約束したので 決定的な事は、言えません。
 まず、コール少年を演じたオスメント君の演技に脱帽しました。素晴らしいの一言です。終盤では、これで解決か・・以外とあっさりしているんだなぁと思っていたら 大事なのは、この後でした。コールとマルコムが自分の苦悩をそれぞれの身近な人に話した時、身体が震えて、涙がどっとあふれました。衝撃でもありました・・・。



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1999/No.12 『エピソード1/ファントム・メナス』Part2
未見の方、ネタバレ注意!!

 やはり、一度観ただけでは、我慢出来ませんでした・・。今回は、前回と違う映画館(シネコン)で観て来ました。音は良かったですが スクリーンが小さかったのが ちょっと残念でした。恐らく夏休みに入ったせいもあるのでしょうが 今日もかなり混んでいました。
 まずは、お気づきの方もいらっしゃったと思いますが 前回の感想で勘違いしていた点を訂正したいと思います。フランク・オズは、ヨーダを演じているわけじゃなく操っている人でした。『エピソード1』は、『スター・ウォーズ』の30数年前の設定なので 前作に出ていた人達が登場してもおかしくないわけで ビブ・フォーチュナやジャバの年齢に疑問は無いです。ポッド・レースがスタートする直前のシーンでは、クワイ=ガンがアナキンに「フォースの守りを」って言ってましたね。それにこのシーンは、まさにオビ=ワンがルークに語った事とほとんど同じで とても意味のある大事なシーンでした。興奮ばかりで心ここにあらずだったのでしょうか(反省)。
 さて、2回目を観終わって、1度目よりも字幕に集中しなくて良くなった分 他に目をやる事が出来ました。『エピソード1』には、前3部作を観ていた人には、嬉しいイベントが沢山用意されているようですが 皆さんは、いくつ見つけられましたか? 最初の20世紀フォックスの古いマークから始まって エンドクレジットの後のダースベイダーの息の音まで 注意して観ていると 心憎いばかりのファンサービス(?)に拍手を贈りたくなります。
 最初、観た時は前3部作に比べると ちょっと物足りない感じを持ちましたが これは、全てのエピソードにつながる序章になるわけですから 『エピソード1』はおとなしめでもいいと思えました。山場はこれからですもの(と、勝手に決めている)。
 ルーカスが作り上げる「スター・ウォーズ・サーガ」は、ただの宇宙戦争の話ではなく、そこには人間の情や愛がしっかりと描かれている点が本当に素晴らしいと思います。今回もシミとアナキンの別れのシーンには、シミの「振り向かないで」って言葉にぐっと来ました。はるかかなたの銀河系で起っている作り話なのに まるで本当に起っている事を目撃しているかのように 映画に引き込まれてしまいました。
 また、キャスティングもよく考えられてると思います。クワイ=ガン・ジンのリーアム・ニーソンは、とても威厳があってマスターと呼ばれるにふさわしい男の役にぴったりでした。ジェイク・ロイドは、未来の姿を知っているが為に アナキンに希望の光を見出すことは出来ないはずなのに 彼が演じた汚れを知らない純真無垢な少年を観ていると 立派なジェダイナイトになることを望まずには、いられなかったです。そう思わせるジェイク・ロイド恐るべし。

追記:色んな疑問(アナキンがダースベイダーになっちゃうのはなぜ、アナキンの父親は誰か、フォースにバランスをもたらすって・・等々)がありますが その中で1つ、クワイ=ガンを火葬にしているシーンでヨーダとメイス・ウインドゥが「あれ(ダース・モール)がマスターだったのか、弟子だったのか・・・」という話をした後で カメラが他の人達の横顔を捉え、最後にパルパティーン最高議長の顔で止りましたよね。あれは、マスターであるシディアスが彼だって事を暗示させているんでしょうか・・・。でも彼がもしシスならジェダイには、彼から出るフォース(のような力)が分かるはずですよね・・・う〜ん。
 



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1999/No.11 『エピソード1/ファントム・メナス』
未見の方、ネタバレ注意!!

 さすが、ルーカス!!! とても興奮しました。面白かったです。映画館は、平日なのにすごく混んでいました。ロビーにも人があふれており、スター・ウォーズ人気を改めて実感しました。
 冒頭の「A long time ago in a galaxy far,far away」の後、『STAR WARS』というタイトルと聞き慣れたあのテーマ曲が流れるのは、今迄の3作と一緒だった事でまず感動! きっと この後は、流れる字幕が出て そしてやたらでっかいスターシップが登場するんだろうなっていう予想は、すっかり外れました(笑)。前3部作の前の話という事で ヨーダも目の辺りとか頭髪も多くて若かったですね。あ〜いう方は、年を取っても若くても それ程、変わらないんじゃないかと思ったら ちゃんと若返ってました。ヨーダを演じたフランク・オズ、エンドクレジットでは単独で紹介される程ですし、貴重な人、役だと思います。そしてC-3POは、すご〜く口数が少なくて以外でした。が、彼の代わり(と、言っては失礼かな)にジャージャービンクスなる口元が馬みたいな耳の長いおしゃべりクリーチャーが登場して場を盛り上げてくれました。最初の方でC-3POの女版みたいなロボットが出てましたよね。R2-D2は、アミダラ女王がナブーを脱出する際、敵の攻撃を受けて故障したシールドの装置を直す所がカッコよかったです!ジャバ・ザ・ハットの横にいつもくっついているビブ・フォーチュナー(だったかな・・)も出ていて、懐かしかった。でも彼らの平均寿命っていくつなんだろう・・・。と、同窓会の様な話題ですみません。一番最初に感じたのは、昔大好きだったSWをまた劇場で観られて 本当に良かった!って事だったもので ついつい・・。
 のっけから素晴らしい映像が映し出されて 最後まで目が離せませんでした。ナブーやコルサント、そしてロボットやスペースシップの作りが よく出来ていて、と言うより出来過ぎていて 前作より以前の物語なのに こっちの方が進んでるって気がしましたが、それでも超巨大戦艦が冒頭に出てこなかったのは、時代が古いから まだスターデストロイヤーみたいのは、作れなかったんだなぁと納得しました。
 今回、一番、気に入ったのは、アナキンが出場したポッドレースです。スリル満点でドキドキしました。あれがルークなら オビ-ワンの「フォースを使え」なんて声が入りそうですが アナキンは、まだジェダイではないから当然、入らないんでしょうが(また、前作をかぶせてしまった・・)。ジェイク・ロイドが演じたアナキンは、愛嬌があって心優しい少年ですね。こんな少年が なんでダースベイダーになっちゃうんだろう? それが早く知りたいのは、私だけではないですよね? それだけじゃなく、今回起った事がこれ以降のスターウォーズを経て エピソード4にどうつながっていくのかが本当に楽しみです。
 今回、注文を付けるなら もう少し、戦いの場以外でフォースを使って言いくるめるシーンが欲しかったなって思いました。今回は、ジェダイについて描かれていた割には、フォースを使うシーンは、少なかったのでは、ないでしょうか? フォースの効かないクリーチャーまでいて・・。
 それとラストがどうも・・。偶然の勝利ではない方がもっと盛り上がったのでは・・・? かと言って、アナキンは、まだ子供だし・・仕方ないのかな・・きっとこれもフォースのお導きだったのでしょう(笑)。とにかく、これからも『スター・ウォーズ』のファンであることは 間違いないです!!



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1999/No.10 『交渉人』

 今年映画館で観た中では、今の所一番面白かったです!!冒頭のクレジットのバックには、主演のダニーの結婚式の時の写真が何枚も出てきて カメラがその一人一人をクローズアップするので これは、後で何かあるのかと 必死に覚えようとしました。観終わってから 私は、この時点で既に この作品の思惑にまんまと乗せられていたのではないかと思いました。と、言うのも ここで既に自分なりの犯人像を描いてしまったからです。やられました(そんな意図があったかどうかは 定かではありませんが)。
 以前、エディ・マーフィ主演の邦題が『ネゴシエータ』という作品を観て アメリカにこんな仕事がある事を知りました。『交渉人』は、原題が“THE NEGOTIATOR(ネゴシエータ)”ですから主役の人の仕事は、同じなんですよね。今回の作品では、交渉人にについて 細かく知ることが出来 頭の回転の良さと度胸、そして会話のテクニックがすごく必要だと分かりました。そんな交渉人を演じた二人の役者サミュエル・L・ジャクソンとケビン・スペイシーが この役にぴったりはまっていて 良かったです。また、この二人以外の出演者についても 一人一人がうまく描かれていたと思います。
 5年間も死傷者ゼロという記録を持つほど交渉にたけているクリス・セイビアンが 妻と娘の交渉に手間取っているのが笑えました。こんな仕事以外の顔をうまく使ってますよね。「仲間を信じられなくなったら 他人を信じる」というダニーの言葉と、このシーンがあることで クリスを交渉人に選んだダニーの人選は、間違いないって思いました。
 
音楽等で 感情を盛り上げられる事が多い最近の映画の中で 掛かっていたのか?と思う位、バックの音楽が記憶にありません。掛かっていたとしたら、きっと、映画とマッチしてごく自然に私の中に溶け込んでいたのでしょう。
 とにかく最初から最後まで ぐっと映画の中に引き込まれて 全く飽きませんでした。ラストぎりぎりまで どうなっちゃうの?っていうハラハラが続き、十分楽しませてもらいました。終りに近づいた頃、いつの間にか 私の目がうるうるしてました。はぁ〜、良かったです。
 最後に これが遺作となったJ・T・ウォルシュさん、沢山の映画でお見掛けしました。素晴らしい名脇役を失ったと あらためて残念に思いました。



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1999/No.9 『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』

 CGを駆使した大スケールに圧倒されました。私は、もしかしたらSFが大好きなのかもしれないなと思いました。確かに『スター・ウォーズ』等は、昔から好きなのですが 今日「ハムナプトラ」が始まってすぐ、すごく胸が高鳴ったのが意外だったんです。実は、あまりこの作品を観るのには、乗り気ではなかったもので・・。でも行ってよかったです。面白かったです!!
 冒頭の処刑のシーンは、残酷で辛かったし 結構人がたくさん殺されたなという印象ですが それ以外は、やはり『インディ・ジョーンズ』のノリで見せてくれました。こういった作品は、ただ楽しめればいいですね。頭で考えていては、楽しめません。1つだけひっかかるのは、不義密通が、許されるものではないとしてもイムホテップとアナクスナムンが結ばれなかったのは、ちょっぴり可哀相だなという気がしました。



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1999/No.8 『もういちど逢いたくて』

 邦題は、『月へ、星たちへ。』より『もういちど逢いたくて』にして良かったですね。最初、レスリーの日本語は、吹き替えかなと思ったのですが 本人が頑張って日本語を話したそうで 素晴らしいなって思いました。とても自然に聞こえました。内容は、時に納得のいかないところもありました。後部座席で電話が鳴って 運転席の彼が取りづらそうだったら 助手席の人間が代わりに取ってやるだろうとか、そのシーンがないなら 自分の事を責める瞳のシーンがあってもいいはずなのにとか いくつかありますが それは、レスリーの素晴らしい演技に免じて忘れます。一番印象に残ったのは、車の事故で放りだされた後、ガードレールに座って、逆さまになった車の窓から半分出ている瞳をじっとみつめる達也の姿でした。まるで 瞳の方が危なくて、自分の命を瞳にと訴えている様な目でした。レスリーが目の演技に力を入れたというだけあって、三沢達也とガーボウは、確かに別人でした。



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1999/No.7 『ペイバック』

 メルちゃんの悪党ぶり、なかなか良かったです。人の財布をスって、カードを使いまくり、ホームレスのお金をむしり取っていく・・やってくれます。『リーサル・ウェポン4』の時より、少しスリムになったかな・・・。今回は、セクシーな感じさえ受けました。そして、ポーターを陥れるヴァルのキレ具合が絶妙でした。
 次から次へと、人の獲物(7万ドル)を横取りしようとするやからが増えてくるけど 最後には収まるべき人に収まってすっきりしました。メルちゃんがやると、ただの悪党じゃない。血も涙もない悪党じゃないからでしょうね。自分の浮気とヘロインのせいだと 自分を撃った妻のリンを責めもしない。何人も殺している悪党なのに 憎めないのはやはりメルちゃん演じるポーターの人間臭さや 必要以上に要求するわけでもなく当然の額を要求しているところに、こちらも納得しているからなのだと思います。これが復讐の為に 中毒の妻を撃ち殺し、100万ドル要求したりしたら誰も彼に賛同しないでしょうからね。



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1999/No.6 『シン・レッド・ライン』

 この作品は、同じ戦争映画の『プライベート・ライアン』とよく比較されますが、私は「ライアン」の方が好きでしたし、感じるものも多かったです。私の理解力の無さか、はたまた感受性の欠乏なのか、ほとんど何も感じとれませんでした。美しく輝く自然と死にゆく兵士達。テレンス・マリック監督は、そんな事を表現したいわけではないと思いますが、私は、自然の移ろいと人の生死は、誰にも止められないとでも言いたいのかと感じてしまいました。とにかく、自然がきれいに撮れていたなって思います。その分、戦争の醜さも人の狂気もあまり感じませんでした。まるで 人間同士の戦いではなく 自然と人間の戦いのようでした。
 ところで、主役って誰なんでしょう?ショーン・ペン(エンド・クレジットで最初に名前が出たので)でしょうか・・? でも 色んな人の語りが入っていたし、ニック・ノルティや他の兵士の回想シーンは あるのに ショーン・ペンのは、ありませんでした。それに、私は、途中で兵士の顔がごちゃごちゃになって、更に映画から気持ちが離れてしまいました。
 きっと、分かる人には分かる作品なんでしょうね。私には、テレンス・マジックを堪能するだけの力がありませんでした。残念・・。

(ひとつ あとから足しました)


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1999/No.5 『エネミー・オブ・アメリカ』

 今の時代なら こんな風に監視・盗聴されることだって あり得るだろうと思いました。こんなシステムが一体、どこまで進んでいるのか一般大衆は、知らされない。でも、きっとかなり進んでいるに違いない。今やテレビ放送だって、無線だって衛星が使われているのだから・・。毎日の生活の全てが監視される・・そう思うと背筋が寒くなります。盗聴器を仕掛けなくても盗聴が出来ちゃうなんて恐ろしいことですよね。
 その通信システムを題材にしたこの作品は、ホラーやオカルトとは違う現実味のある恐怖感を与えてくれました。印象に残っているのは ウィル・スミスよりもジーン・ハックマンでした。その存在感は、さすがです。
 通信システムを導入してテロを監視する法案を成立させ 自分の野心の為にやっきになっているレイノルズ達が それに比べれば ちっぽけなザビッツの野鳥監視ビデオに収まってしまったのには、笑えました。終り近くでは、証拠がなくなってしまって この後の少ない残り時間でどうやって 解決するのかと思いきや、はは〜ん・・こうなりましたか。私は、ここで笑ったまま ラストを迎えてしまったからなのか、一件落着のすっきり感は、あまり感じられませんでした。でも、全体的には、スリルがあり面白かったと思います。



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1999/No.4 『ボクらはいつも恋してる!/金枝玉葉2』

 前作の『君さえいれば/金枝玉葉』を見てから 心待ちにしていた第2弾がやっと観られました。良かったです。作品のテーマが 身近な事だから とても共感できました。前作で恋を成就させた二人が 同居一日目からぶつかる問題・・それは、誰もが経験するものだと思います。恋人の所に幼なじみを一緒に住まわせる事は、ありえないとしても、今迄別々に暮らしていた人間が一つ屋根の下で暮らせば、住むんでみるまで気付かなかった事が いろいろ出てくるものですよね。私は、2回 この作品を観たのですが 一度目は、サムの気持ちがよくわかり 彼の味方でした。が、2度目に観た時は、ユーロの同居を別とすれば、ウィン側の気持ちがよくわかりました。サムを喜ばせたい!そんな健気なウィンの気持ちは、あの書斎の壁を見れば 一目瞭然です。サムと一緒に 私も込み上げるものが 水になってぽたっと落ちました。分かりやすくて自分との距離が近い作品でした。私個人としては、サムとウィンのベッドで寝ているときの会話やしぐさが お気に入りです。寝ぼけ眼でウィンと話すサムのシーンが好きです。
 ウィンがフォンの股間に蛍光棒を付けようとした時の驚いた顔の意味が 2度観ても分からなかったのですが、パンフを観て分かりました。でも、それに気付く人って どれ位いるんでしょうね・・・・。



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1999/No.3 『ラッシュアワー』

 ラッシュアワーという位だから 車の混雑したシーンが多いかと思えば、それ程でもなく、事件が、ラッシュアワーから始まったからなんでしょうね。娘が誘拐された時に助手席にいた男の人は、よく見る顔でしたが、珍しく早く殺されてしまい、以外でした(他の作品なら、殺しても死なないような役が多いので)。クスリ・タッカーとジャッキー・チェンは、来日した時も絶妙のコンビでしたが 作品の中でも息がピッタリで、観ていても気持ちが良かったです。主役二人は それぞれの持ち味をたっぷり生かし、楽しませてくれました。ジャッキーのアクションがハリウッド作品になっても ノースタントというのは さすがだなと感心しました。そして うれしく思いました。クリス・タッカーはアメリカでは、かなり売れっ子コメディアンだそうですが、あのキーの高い早口は、なかなか真似出来ない独自のスタイルで 彼の存在を強く印象づけたと思います。私は、二人が街で歌うシーンが好きです。エンドロールのNG集が面白かった。特に中国語のNGに爆笑しました。『ラッシュアワー2』を期待しています。



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1999/No.2 『6デイズ・7ナイツ』

 この寒い時期に南国の島がスクリーンに映し出されると思わず羨ましくなりますね。作品は、無人島の探検から海賊との鬼ごっこをしているうちに恋に落ちるという・・とても分かりやすいストーリーで メインは、ハリソンの飛行機を操縦する部分かなという感じです。これは 自分で操縦したんだから すごいです。他には特に感動することも 腹立たしく思うこともありませんでした。時々笑える部分もあって 楽な気持ちで観られました。話の中で主役の一人ロビン役のアン・ヘッシュの胸は、ペチャパイだと言われてましたけど なんのなんの立派なもんです。あれでペチャパイなら 私は自殺しなくちゃなりません(笑)。確かにクイン(ハリソン・フォード)の彼女に比べたら 小さいけど あれが普通なんです。と、胸の話が長くなりました。そうそう アン・ヘッシュは、『陪審員』以来、脱がなくなりましたね(なんのこっちゃ)。



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1999/No.1 『アンナ・マデリーナ』

 この映画を観て 学生の頃、縦笛で練習した♪メヌエット♪がバッハが自分の新妻に捧げた曲だと初めて知りました(いかに 自分が無知かということですね)。ケリー・チャンは、『世界の涯てに』を観たときにも 思ったのですが 割と日本にいそうな顔つきをしていると思いました。多分、私が始めて香港の女優さんで名前を覚えた人だと思います。彼女は95年のデビューですから、それ位、私は、香港映画鑑賞歴が短いということになります。
 さて、作品についてですが、アーロン・クォック演じたモッヤン以外の登場人物は皆、自分の本当の気持ちを胸にしまっていて、映画を観ながら 自分は、どっちタイプだろうか・・と考えていました。そして、女の自分は、どっちの男性を選ぶだろうって。結果、多分、私は、ガーフタイプでガーフを選ぶだろうと思いました。多くの観客は、主役3人の誰かに自分を重ね合わせていたのでは ないでしょうか。恋が成就してファンファーレがなるのでもなく 失恋の哀しい時に それなりの音楽が流れるのでもなく、それでも彼らの気持ちは、こちらにも伝わってきました。映画の様な恋ではなく、現実に近い恋だったような気がします。
 アーロンは、金城君とケリーと同じ位かと思ったら、実は33才なんですねぇ(若い!)。他の二人は25才ですから 8才も離れてるとは全然感じませんでした。今回、友情出演でアニタ・ユンが出てましたが 映画の中で笑わない彼女を初めて見ました。



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