「ニーチェ・系譜学・歴史」(未完)

『監獄の誕生』においてフーコーは、「近代精神の系譜学」をおこなうと述べている。しかし、その「系譜学」の中身はかならずしも明らかではない。その内容を理解するには、ひとまず彼の論文「ニーチェ・系譜学・歴史」を参照する必要があるだろう。彼はそこでフッサール流の目的論とニーチェの歴史論を明確に対立させている。ニーチェが求めているのは起源の本質ではない。

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