...COMENT...

戻る
topに戻る

2001,5/30:NHK「だいすき北海道」
コンサドーレ選手に聞く@佐藤洋平選手

インタビュー…2001,5,29/白旗山

ゴールキーパーの佐藤洋平選手。
守備の要として、チームの好調を支えています。
防御率は現在4位。
鉄壁の守りから、コンサドーレの守護神とも呼ばれています。
その、強さの秘密に迫りました。
☆あの〜、これまでを振り返ってみて伺いたいんですけどね。
今、リーグで5位です。


はい

☆いかがですか?

ん〜、まあ、いい意味でも、悪い意味でも…
いい順位じゃないかと…
まぁ、いろんな、いい場面もあるし、悪い場面も、いっぱいあるし…
そんな、できすぎとも自分は思わないし、もっともっと行けたとも…
上に行けるとも、やりながら思ったし…
まだ、その…5位っていうところにいるけど、そんな、いいとか悪いとか、
そういうのは、まだあんまりわかんないですね。
終わってみないと…はい。


☆でも、確かな手応えはある?J1で戦ってみて…

そうですね…、上位と…かれこれ、2、3試合か4試合くらい…強豪と言われてるチームとやってきて、それなりの結果を出してるとも思うし…ほんっと、いい試合をしてると思います…はい。
 
  ☆その中で、佐藤さんはファインセーブの連続というか…、もうハラハラ、ドキドキしながらも、やっぱり佐藤さんのプレイに魅了されてる方も多いと思うんですけど、今、防御率4位でいらっしゃいます。
その辺のところは、いかがですか?

ん〜……、もっともっと、上に行けると思うし……
いかがですかっ?(笑)…
あんまり満足はしてないですね…はい。

☆あ、満足はしていない?

はい。

☆もっともっと防御できるんじゃないか、という…?

はい、そうですね。
☆で、あの〜、去年はJ2での戦いでした。
去年と今年、チームは…戦い方は変ってきてると思いますか?

いや、そんなに…
やってることは変らず、しっかり守ってっていうのは基本で…ま、去年からそれをずっとやってきて…2年目になると思うんですけど、ホント、いいバランスっていうか…
できてると思います。


☆J2からのことが、うまく生かされてるっていうようなことってありますか?

そうですね。
やっぱり、しっかり守ってっていうのを徹底して…
去年は、エメと播戸っていう、J2とかで強力のフォワードがいたんで、そういう戦い方してきたんですけど…
今年もやっぱり、守りが…J1に行っても基本になって、
もう、ホント、J2の戦い方をある程度利用しながら、
やっているっていうのが、うちのサッカーじゃないかな…と、思います。

☆本当に、失点も少ないですよね。

そうですねぇ…。
まぁ、みんな…まわりの選手が、守る意識が高いと思うんで、その分、失点が少なくなってると思います。
 
  ☆で、あの〜、これまでの試合をちょっと振り返ってみたいと思うんですけど…、
今まで戦ってきた中で、印象に残ってる試合っていうのは、どんな試合がありますか?

ま、勝った試合で言えば、鹿島…とか…、ま、個人的な意味も含めてですけど…
やっぱ、厚別で初戦ってことで、みんな高まりもあったし、サポーターも環境を整えてくれたし…
それで、鹿島ってことで…もう、選手は“やるしかない”っていう…いい意味で、“やるしかない”っていう風に、なってきて…
結果が最後についてきたんで、もう、終わった時は、ほんっとに、嬉しかったです!…はい!

☆入場した時にね、赤と白の、こう…人文字があって、「SAPPORO」って浮かびあがりましたよね。
あれ、ご覧になった時は、どんなお気持ちでした?

ま、鳥肌が立ちましたね!
や、その、入っていく時に…はい!

☆そして、ちょうど佐藤さんの後ろで、サポーターのみなさんが、
「ヨ〜ヘイ、ヨ〜ヘイ」コールがありますよね。
それが、厚別だと、より大勢のサポーターのみなさんの声になりますよね。

そうですね…、もう、こう…おっきく言えば、もうホント、地響きのようになるんで、ホント…
緊張感もあるし…
まぁ、プレッシャーがあるっていっちゃおかしいですけど、下手なプレイはできないって、いつも思ってる…
集中力を与えてくれますね。

☆本当に、ホーム厚別で鹿島に勝てたっていうのは、まあ、自信にも繋がったと思うんですけども…

はい…
☆で、その他にこう、今までの試合を観ていて、私が印象に残っているのは、
ジュビロ磐田との試合で、あの、中山選手との1対1になりましたよね。
あの時、もうどうなるんだろうかとハラハラした時に、見事に佐藤さんの右足がシュート、止めました。
あの時の瞬間て、どういうお気持ちだったんでしょうか?

ま、あの時に、瞬間ていうのは、まぁ、そんなに…
良かった…、くらいにしか思わないんですけど…
まぁ、そっから、リズムが悪…ここで、リズムを立ちきれれば、と思って、まぁ
いい間合いで、“止められるな”と、一瞬思ったし、
ま、体を伸ばして、当てようと思ってて…当てたんで、
…あの後のコーナーとかの方が、恐かったですね…はい

☆あの、一瞬の時でも、“止められる”っていうような、そういう気持ちが働くんですね。

そうですね。
“間”っていうか…選手と…うまくは説明できないんですけど…蹴る人との、間合いみたいなので、“止められる”“止められない”っていうのは、大体…なんとなくわかります…はい。
 
  ☆あの〜、一つお聞きしたかったのは、ゴールキーパーの方って、その…自分のチームが攻撃してる時は、遥か彼方にチームメイトが攻撃してるじゃないですか。
その時っていうのは、どういう気持ちで見ていらっしゃるんですか?

ま、そういう時は常に…後ろの…残ってる、ナツさんとか、選手に指示を出しますね。
そういう人はみんな、もう攻撃、攻撃になってるんで、そういう時にディフェンスの、残ってる選手は常に守りのことを考えさせて…
常にカウンターに備えるように、しています。

☆常に指示を出して…

はい。
あんまり攻撃のことは、考えてないです。
その…早いパスとか、とった瞬間に投げるとか…そういうのは考えますけど…
自分たちが、もう、相手のゴールまで攻めてる時は、
守り…カウンターに備えて、常に…います。

☆でも、こう…見ていて、“今日は行けるぞ!”とか、そういう感触のようなものは肌で感じますか?

感じ…、今日は行けるぞ…
まぁ、去年とかはあったんですけど…
J1、何が起こるかわからないんで…
ジュビロ戦もそうだったように…。
今日は絶対に行けるぞ!っていうのは、なく…
常に、気を引き締めて…ますね。
だから、そういう試合、あんまりしてないですね…
今シーズンは…はい。

☆やっぱり、J1に上がって、それだけ緊張感っていうのかしら…気が引き締まっているっていう時間が長くなった?

そうですね。
もう、抜ける暇も、抜く暇もないし…
☆今まで、10試合戦ってきましたけども、今後の目標は?

や、今後の目標は…っていうか、
やっぱ、監督も言ってるとおり、まずは「残留」を決めて、
そっから1つでも順位を上げたいと思うんですけども…
ホント、僕らはホント「残留」。
まず、「優勝」とかそういうアレよりも、まず「残留」したいっていうのが、シーズン入った時からの目標で…
ホント、今年は団子状態になってるんで…
確定とか、ないんで…
もう、1つでも、早くから星をあげて…
地道に行きたいですね…はい。
 
  ☆じゃ、最後に、ファンのみなさんに一言メッセージをお願いします。

え〜とっ…、ぜひ、スタジアムに足を運んで…
今度は、ドームもありますんで、
満員にして…
鳥肌の立つようなゲームをしましょう!!
お願いします!

☆今日はありがとうございました。

ありがとうございます。

☆頑張ってください。

ありがとうございます。
間近でお話を聞いた佐藤選手の印象はどうでしたか?

はい、あの〜、すごく柔らかい雰囲気のある方だなぁと思ったんですけど、
もちろん、あの試合と違う…試合の時は真剣な表情で、
練習の時も真剣な表情されてたんですけど、
実際、こうお話してみますと、すっごく目の優しい方で…
あの…この間ちょっとお子さんが生まれてね、
2児のお父さんとしても、今、頑張っていますねぇ、はい。

そして、佐藤選手なんですが、実は、はたちくらいまでは
積極的にキーパーをやりたいとは思わなかったそうなんです。
どちらかというと、レールに乗って、キーパーをやってきた…
でも、ここ数年、キーパーという仕事がおもしろくなってきたっておっしゃってました。
その一つに、コンサドーレ札幌のディドコーチの影響が大きいとおっしゃっていましてね、
ディドコーチのことをですね…
人柄も尊敬してるとおっしゃっていました。

戻る
topに戻る