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2/18〜23の代表候補合宿に向けて(2/16新聞各紙より)
スポーツ報知 佐藤 代表入りへ燃える
   第2子誕生…記念の年に

【アデレード(豪州)15日】
第2子誕生記念にコンサドーレ札幌のGK佐藤洋平(28)が代表入りに燃えている。
佐藤は18日から始まる日本代表候補合宿(福島Jヴィレッジ)のために、16日の早朝便で帰国する。6日に産まれたばかりの二男に会ってから、し烈なGK争いに挑む。チームは午前に2時間、戦術練習を行い、午後は1時間半、フィジカルトレを行った。(気温26度、晴れ)

18日から代表候補合宿
  「アピールしたい」
 色黒になった札幌の守護神がそわそわしている。「早く帰りたかったんだよね」。佐藤の言葉には2つの理由があった。
 ひとつは前回に続いて選出された2度目の代表候補合宿。前回は日韓戦に備えた選考合宿(昨年12月12、13日)で、選考からは漏れた。トルシエも状態を確認するだけにとどまった。しかし、今回は2002年につながる本番のサバイバルレース。3月24日に予定されているアウエーのフランス戦を見越して見極められる。
 「戦術はだいたいわかったが、前はGK練習もしなかった。今回はその練習もあるんで何とかアピールしたい。それにいいものがあればいろいろ吸収してきたい」と佐藤は意欲的だ。
 6日に誕生したばかりの二男を見たいのが2つ目の理由。「帰国したら見に行きますよ。まだ、名前は決まってないけど、字画がいい人に犯罪者はいないって言うからね。じっくり字画を考えて決めていきます」
パパは目尻が下がりっぱなしだった。
 キャンプ中は代表合宿に向けて、気を配ってきたディドGKコーチも「洋平なら大丈夫ね。来年のワールドカップのGKは洋平、楢崎、川口だよ。楽しみだね」と期待を膨らませた。
14日の練習では古傷がある右肩にしびれを訴えたが、大事には至らなかった。患部をアイシングしながら佐藤は「ちょうど(二男が)産まれた年の記念になるように代表に入りたい」と誓った。

(GK佐藤が札幌から日本の守護神を目指し、18日から代表候補合宿に臨む―ダイビングでセーブする大きな白黒写真付き)
スポーツ
ニッポン
佐藤●リベンジ
  “宿敵”高桑押しのけ第3の座に

【アデレード(豪州)】
 日本代表候補合宿(18〜23日、福島Jヴィレッジ)メンバーに選ばれたGK佐藤洋平(28)がきょう16日、日本に向けて出発する。昨年12月の候補合宿では涙をのんでおり、今回はリベンジに燃えている。

≪きょう代表候補合宿へ≫
 佐藤が悲願の代表入りに向けて本気になっている。
12月には代表候補合宿メンバーに初選出されたが、川口(横浜)、楢崎(名古屋)の壁を崩すことはできなかった。ポジション別の練習がなく、セービングや判断の早さなど自分をアピールできないままで合宿は終了。落選を知っても「ただ行っただけという感じ。でも雰囲気が分かったし、トルシエの戦術も大体分かった」とサバサバしていた。だが、今回は違う。
「GK練習もあるし、どんどんアピールしたい。高桑(大二郎)だけには負けたくない」川口、楢崎ではなく、かつてのチームメートをライバルとして挙げた。97年の鹿島で正GKだった佐藤だが、翌年は高桑の急成長でポジションを奪われ、99年には追われるように札幌に移籍。今度は高桑を押しのけて代表第3GKの座に滑り込みをかけるつもりだ。
 7日には、千鶴子夫人が待望の2人目の男児を出産した。「名前は帰国してから考える。家族が1人増えて、励みにならないと言ったらうそになる」とキッパリ。この日は、セービングの練習中に完治していない右肩に初めて痛みが走り、周囲をヒヤリとさせたが「ちょっとしびれただけ。スローイングもできたし、大丈夫です」と不安を一蹴り。2度目の候補合宿に送り出すディドGKコーチも「右肩は心配ない。来年のW杯はカワグチ、ナラサキ、そしてヨウヘイだよ」とエールを送った。
 代表候補8人の中で最年長の28歳。だが「そういう意識はまったくない。いいものはどんどん吸収したい」。さらにJ開幕に向けて「周りがどのくらい体が動くのかも見てみたい」とも言った。リーグ戦、そして代表入りに向けて北の守護神のモチベーションは、最高潮に達している。

(今度こそ日本代表へ!尊敬するディドコーチ(左)と談笑する佐藤―白黒の大きな写真付き)
道新スポーツ 日本代表候補 GK 佐藤
 
 刺激体感
 佐藤は、1年間戦える体をつくり、肉体的にも一回りアップを狙って黙々と練習をこなしてきた。J1だから特別なことを、という意識はない。「自分では、J2の時の方が絶対昇格というプレッシャーがありましたからね」と笑う。今季のチーム目標である“残留”に向けて「オレやノノ(野々村芳和)が明るくしてシーズンを乗り切らないとね」と、しっかりと全体も見回している。
 合宿では、ライバルの実力を間近で見ながら、その中で100%の力を出してアピールすることを楽しみにしている。しかし現段階では、佐藤自身の目は日本代表よりも、J1での戦い方に向いている。「やっぱり、今年の結果だと思う。失点などの数時で結果を出せば、代表の中でも(結果が)出てくると思っている。」まずは自分のいる場所で足固めをしたいという気持ちが強い。
 昨季痛めた右肩の調子も、快方に向かっている。
プレー中に打ちつけたのと疲労が重なり、筋肉がはがれてしまっていた。「スローイングが痛かったし、体のバランスが悪くなってキックとかにも影響が出ていた」と話す。しかし、昇格・優勝を懸けた大事な試合が続いたため、注射を打って出場。優勝が決まってから約1ヵ月、休養し治療に専念した。「休んでいなかったら大変だったと思いますよ」と佐藤。
 同じ時期に、サブGKの藤ケ谷がU‐20代表候補合宿に参加している。毎年確実に力をつけているが、追われているという焦りは感じていない。「自分の体が思うとおりに動けば、ある程度、経験も修羅葉も踏んでますから。そのあたり、フジ(藤ケ谷)はまだまだかな」。自身を見せる守護神は、合宿で刺激を受け、パワーアップしてチームに戻ってくる。

(右に左に、懸命にセービングに取り組む佐藤―ダイビングでボールに飛びつく多きめのカラー写真付き)  

日刊スポーツ
GK佐藤 DF森 DF大森 それぞれの思い胸に秘め
完全移籍活躍誓う
 昨季J2優勝の中心選手として、レンタル移籍でプレーしていた3人が、今季完全移籍した。鹿島からGK佐藤洋平、福岡からDF森秀昭(ともに28)、そして京都からの大森健作(25)だ。自分のため、チームのため、サポーターのために、J1での活躍を誓った。
「全国的に注目されたい。やっとそのスタートラインに立てた」。佐藤はチームを全国的に押し上げるつもりでいる。昨年12月に続き2度目の日本代表候補合宿(18〜23日、福島・Jヴィレッジ)に参加するため、今日16日にチームを離れる。横浜川口能活(25)らライバルは7人。「みんなの実力を見るのにいい機会」と話すが、今はJ1での戦いの方を重要視する。
「代表に残る残らないよりも、J1でどれだけ数時を残せるかが大事」。
結果を残せば必然的に注目される。土台ができて初めて、日本代表が見えてくると考えている。ディドGKコーチ(43)は「洋平にはW杯のピッチに立ってほしいよ。その力もある」と期待した。
北海道新聞
 (2/15)
飛躍誓い燃える守護神
  フルに戦える体づくり課題
【アデレード】
 GK佐藤は今季、札幌に完全移籍し、名実ともに札幌の守護神となった。キャンプのテーマは「リーグ戦をフルに戦える体をつくること。そのうえでプレーの全体をレベルアップしたい」。二十八歳のベテランは、長期キャンプの疲れも見ぜず意欲的に練習をこなし、さらなる飛躍を目指している。
 昨季、リーグ戦を戦っている間に打撲と疲労から右肩の筋がぼろぼろになった。終盤は痛み止めの注射を打って試合に出場していたが、優勝を決めた後は、治療に専念するためリーグ戦を欠場した。「まだ治療は続けているけど、痛みはほとんどなくなった」といい、練習に集中できる体でキャンプインした。コンディションづくりも順調だという。
 十六日に日本代表候補合宿に参加するため帰国する。昨年末に続いて呼ばれたが、「もちろんうれしい。合宿では全力でアピールする」。
 とはいえ、リーグ戦の開幕が迫っているので、今はそっちの方が気になるという。
 「やはりJ1で実績をつくらないと、ずっと候補のままで終わってしまう」と表情を引き締め、照準はあくまでもリーグ戦に絞っている。佐藤にとって三年ぶりとなる国内トップリーグの場だ。燃えないわけがない。
   

(セービングの練習に汗を流す佐藤洋平―ボールに飛びつこうとする大きめのカラー写真付き)  

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