鹿児島県・沖永良部島 雨 27℃ |
樹の名前は不明 |
昨晩オキノエラブヒラタを採集した樹木に来てみた。 所でこの樹木は、何という名前なのだろう?葉はクヌギに似ているが幹は全く違う。更に、同じ樹木は他にも多く見受けられるが、この樹のみオキノエラブヒラタが2頭集まっていた点が不明である。よく確認しても特に樹液は出ておらず、上部の洞以外は他の樹木と差がない気がする。・・・勉強不足で情けない。 |
トラップにルリタテハ |
とりあえずフルーツトラップを巡回してみる。しかしと言うか、やはりクワガタの姿はない。オキノエラブノコ辺りが付いていれば、間違いなくベストショットのチャンスであろうが、付いているのは大量のカタツムリと蟻ばかりである。そんな中、ルリタテハが美味しそうに吸っているトラップもあった。画としては良いが、やはりクワガタの付いている画像を得たい所である。 |
オキノエラブヒラタ♂ |
夜になって昨晩の樹木に改めて来てみると、昨晩洞に逃げ込んだ個体が洞の入り口付近に出てきてた。 直ぐにかき出し棒を持って格闘を始める。洞の奥に入る前に勝負できたので採集する事が出来た。52.1_の「オキノエラブヒラタ♂」であった。二日間掛けて洞のクワガタと格闘し、これほど集中して1頭のクワガタを意識したのも初めてであった。 充実感を感じる。 |
微毛あり |
採集したオキノエラブヒラタを改めて眺めてみる。沖永良部産の特徴である“大顎裏側の微毛”を確認してみると、昨日の個体以上にハッキリと微毛の状態が窺える。この様に遠方に住むクワガタに、特徴があればあるほど遠征を実感する。 |
へっぽこトラップ |
その反面、非常に悔しいのは、2頭のオキノエラブヒラタが居る樹木にも拘らず、洞の僅か2メートル下に仕掛けた“自前トラップ”には全く来た形跡が無い。書物で「オキノエラブヒラタは果実トラップが、やや効き難い」と見た覚えがある。“全く効かない”であれば、諦めが付くのだが・・・・・。なかなか上手くいかないものだ。 |
結果から見れば、二日間共にオキノエラブヒラタを確認する事が出来たが、実は一箇所の樹木からしかクワガタは確認できていない。幾つか設置したフルーツトラップも成果が出ない。南国ならではの採集方法なので、是非とも“自前トラップ”に来てくれるクワガタを確認してみたいので、明日以降も可能性を信じて確認していきたい。 |
(最終日に、リリース) |
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