ユーロミヤマを探せ!

欧州各国のユーロミヤマ

k−sugano


自称”Miyama Fool”の爆発栄螺氏から、表題の記事を書けというリクエストがあったので、欧州各国のヨーロッパミヤマクワガタ(Lucanus cervus)を紹介する。
今月号のA.CHIBAさんによる「怪説・世界のクワガタ」 第10回 ミヤマクワガタ と合わせてご覧ください。

フランス産とイタリア産は良く出回っている。両産地とも普通種である。
両産地とも、ヨーロッパミヤマクワガタの基本の型をしており、あごは頑丈で太く、実物を比べれば、でかいだけで、造りが薄べったいカントリミヤマ(インド)などより断然格好良い。
イタリアのものは特に大きくなるそうだ。ここでは75mm級を示してあるが80mmを超えるものも採集されるそうである。

FRANCE
ITALY
ITALY
France 80mm
Foret de Gresigne
Jun/1996
Italy 75mm
Pieve di Soligo
10/Jun/1995
Italy 75mm
Inarzo - Mt.261 slm
9/Jun/1997
Zilioli-Gandini legit

次はチョイト渋めの産地。
左はウクライナの個体。すごーーく古い個体であります。(つや消し。。油がなくなってる)
真中はスロヴァキアの個体。ちょっと細身ですね。
右側はドイツの個体で、他のヨーロッパ諸国のものよりもおおあごがやや長く、第一内歯と第二内歯とが離れているような感じで格好良い。また、ドイツでは普通種のくせにユーロミヤマは採集禁止種に指定されている。よって、今後の入手は困難であります。
UKRAINE
SLOVAKIA
GERMANY
Ukraine 70mm
Kharkiv,Skrypai vill
Jun/1973
Slovakia 75mm
22/July/1994
Germany 75mm
Schenk, Deutschi Dammer Berji,
16/Aug/1980

次はA.CHIBAさん提供の他の産地である。
左からスペイン、ギリシャ、旧ソビエト連邦産。
スペイン産個体のオオアゴの立派なことには驚嘆を禁じ得ない。
SPAIN
GREECE
USSR
Spain 80mm
Olot Gerona
July/1997
Greece (GRECIA) 72mm
N.Pindos dint.Katafito 1000m
24-26/June/1993
U.S.S.R. 68mm
Apshconskenu
31/May/1983
det-A.Zamotajlov


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